
岩手県上閉伊郡大槌町新町。

旧大槌町役場跡です。

震災遺構として保存されることはなく解体されています。


小さな建物がありました。

行ってみます。


建物内。



大槌町東日本大震災慰霊(平成23年3月11日、犠牲者1234名)

地蔵菩薩。

お知らせ…2014年(平成26年)8月3日に、認定非営利活動法人「被災地に届けたい『お地蔵さん』プロジェクト」により旧役場庁舎跡地にお地蔵さんを設置しました。このお地蔵さんは、令和6年9月をもって、現在整備中の「大槌町鎮魂の森」へ移設します。完成予定の令和7年7月まではご覧になれませんのでご了承お願いします。

案内板「大槌町役場旧庁舎跡地」(大槌町新町1番1)…この場所にはかつて、大槌町役場の庁舎がありました。平成23(2011)年3月11日の東日本大震災津波は鉄筋コンクリート造2階建てなどの役場庁舎を襲いました。津波の高さは役場周辺で10メートル程度だとされます。町役場は当時の正職員と臨時職員、第三セクター職員を合わせた217人のうち、計40人(震災関連死1人含む)が犠牲となり、その中には、町長をはじめとした町の幹部職員も含まれ、行政機能がまひしました。被害が拡大した要因としては、津波時に災害対策本部を高台に移設する基準があいまいだったり、職員たちが当時の規則に従って過去の津波浸水域に立つ役場庁舎に一斉に集まってしまったりしたことなどが挙げられます。被災した旧庁舎は保存の是非を巡って町民の意見が分かれましたが、町議会の議決を経て平成31(2019)年3月に解体されました。大槌町は岩手県内で最も高率の、人口8%に当たる1286人(死者、行方不明者、関連死等を含む)が亡くなり、町内の建造物の7割に近い4375棟が被災しました。津波の直後には、中心街の町方地区で、火の付いたがれきが山際に打ち寄せるなどして燃え上がる大規模な「津波火災」が発生。東京ドームのほぼ3個半分に当たる約16ヘクタールを焼き尽くしました。

津波が直撃し、おびただしい量のがれきが押し寄せた役場旧庁舎(2011年3月17日撮影)
震災前の役場庁舎。



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