岩手県花巻市湯口大沢。ちなみに大沢金勢神社はここから少し離れた大久保山山中にあります。県道12号花巻大曲線沿いの分岐点に案内看板があったような気がします。なお、当記事で紹介するのは仮宮(御神体の分身)のみになります。
大沢金勢祭り…『毎年4月末に温泉地にて催される。大沢温泉の金勢神社の御神体は、重さ150kg、長さ1.4mのケヤキの金勢様と呼ばれる男根である。金勢神社は大沢温泉の大久保山に鎮座しているが、冬期間だけ温泉内の仮宮に金勢様が移動されて安置されている。「大沢温泉金勢まつり」は金勢様が大久保山の本宮に戻る前に、金勢様を担いで練り歩き、最後に露天風呂に半纏姿の女性たちが入浴させて洗い清めるというもの。金勢様が入った温泉に入浴すると、縁結びや子宝に霊験があるとされている。なお、温泉は女陰であるとされ、温泉が枯れないように男根である金勢様を祀っているといわれている。そのため東北地方には大沢温泉のように金勢様を祀っている温泉が多い。』
大沢温泉金勢神社の由来…『当金勢神社は、大沢大久保山に遷座する神社であって、昭和46年8月20日岩手県岩手郡玉山村巻堀の巻堀神社の宮司によって分神遷宮式が行われたものである。巻堀神社は、永正年間(1504年~1521年)の創立と伝えられ、金勢大明神をまつっていることで著名で、全国津々浦々にまで広く知られている。当神社の御神体は、木製で、大沢の住人照井政弘の作である。11月中旬頃、大久保山から大沢温泉敷地内の仮宮へ移され冬を越す。翌春、4月29日、例大祭にて露天風呂に入浴、洗い清められ、5月の連休中に大久保山の本宮へと戻される。金勢さまは、一般に男女の縁結び、子もち、出産、下の病などに、効験あるとされているが、本来は、道祖神などと同じく境神として信仰されているものである。最近ではおもに子宝神様として親しまれており、入浴の儀には一般の女性の方もご参加いただいております。』・『当金勢神社は昭和46年8月20日岩手郡玉山村巻堀の巻堀神社の宮司により分神、遷宮された神社である。巻堀神社は、永正年間(1504年から1521年※実際の案内板では「1512年」となっています)の創立と伝えられ金勢大明神をまつっていることで全国津々浦々に知られている。金勢様は、一般に、縁結び、子宝、安産、下の病気などに効験あるとされているが、本来道祖神と同じく境神として信仰されているものである。当神社の御神体は、ケヤキの木製で大沢の住人照井政弘の作である。普段は大沢大久保山に鎮座しているが、平成14年より冬期間は大沢温泉内の仮宮にて過ごしてる。4月29日の例大祭にて大沢温泉の露天風呂にて入浴の儀を行い御神体を清め、お披露目をすませた後、大久保山の神社にお返しする。冬期間以外に仮宮に安置されているのは、御神体の分身である。』
鳥居。
こちらも金勢様。
石製です。
小祠。
大沢温泉金勢神社に隣接する大沢温泉神社。
社号標でしょうか。
大沢…までしか私には読み取れず。
社殿。
拝殿向拝神額「温泉神社」(三鬼鑑謹書)
拝殿内。
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