岩手県花巻市下シ沢大久保。豊沢川沿い。
豊沢川は北上川水系の支川。1級河川。花巻市を流れます。延長33km。水源は市の北西部、岩手郡雫石町境。上流に豊沢ダムが造られ豊沢湖(人造湖)があります。上流は山間部を流れますが、中流から下流にかけては灌漑用水の役割を果たします。市の中心街の南桜町で北上川に注ぎます。上流域には温泉が多く、新鉛・鉛・高倉山・大沢・志戸平・松倉の各温泉があります。中流の平坦地に湯口・太田・上根子などの集落が開け水田地帯が形成されています。合流点付近には市の中心街が広がり、花巻城跡、勝行院の国宝木造阿弥陀如来坐像など文化財も多いです。近年流域の丘陵地にブドウ園・リンゴ園が広がり観光資源にもなっています。支流に大沢川・三ツ沢川・瀬ノ沢川・寒沢川があります。
近くを通りかかった際に地図を見たら「阿弥陀ぐら(第三ヒナゴノリュウキ)」とあったので行ってみました。
苔チェック。
うん?
阿弥陀如来ではないですね。
結構個性的。誰かに似ているような気もします。
「史蹟阿彌陀ぐら」碑文…『天正十八年秋ノ頃、九戸政実一族私謀ニ因テ所々一揆蜂起シテ不安、此時秀吉公ヨリ当國ノ掟シテ浅野彈正殿ノ下代浅野六兵ヱヲ当山ニ留メ置所ニ村々ノ百姓共押寄セ六兵ヱヲ闇打害ス。一寺不残焼払フ時、十代住持住居シ難ニ依テ則テ豊沢ノ奥ニ退陰ス。光林寺起志に記録ある。この時十代含受は阿弥陀様を背負って山を越え下シ沢の地のがけのくぼみにこの本尊を隠匿す。その後この地を阿弥陀ぐらと云う。』
阿弥陀ぐら、この先50米。
う~ん…道がありますが結構荒れていました。
距離的には50mもない気がしましたが。
あのくぼみに阿弥陀様を隠したのですね。
石殿一基。
横には僅かに水が流れており、上には橋が架けられていました。
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