1
リアス海岸の中でも比較的開けた船越湾に位置しており、広く太平洋を望むことができる浪板海岸。波が寄せては返さない「片寄せ波」で知られた砂浜です。遠浅で波の力が緩衝されやすいこと、寄せた波が粗い砂の間に吸われてしまうことで返す波がないように見えましたが、東日本大震災後の地盤沈下によって砂浜のほとんどが失われてしまいました。砂浜の再生工事が進められており、将来的には片寄せ波も復活して欲しいというのが地域の願いとなっています。
2
大槌町観光交流協会HP「浪板海岸」より一部抜粋…『かつては、南北800mに白い砂浜が広がり、松林や青い海のコントラストが印象的な三陸を代表するマリンレジャーの海辺でしたが、東日本大震災による津波と50cmもの地盤沈下により砂浜の大部分を消失しました。また、寄せる波はあっても返す波がないという世界でも珍しい「片寄せ波」の海岸として知られています。【片寄せ波】浪板海岸は返し波のない「片寄せ波」の海岸として有名です。目の粗い砂に波が吸われるため返しがないと言われています。ただ、震災後に砂浜が消滅した後も返し波が小さいため、遠浅の海底地形や湾内の海流、寄せ波の波長など、ほかの要因も大きいと考えられています。【三陸復興国立公園】浪板海岸は「三陸復興国立公園」内にあります。<国立公園の特徴>自然の恵みと脅威、人と自然との共生により育まれてきた暮らしと文化が感じられる国立公園<指定>昭和30年5月2日「陸中海岸国立公園」として指定。平成25年5月24日、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するために、区域を拡張して「三陸復興国立公園」として指定。【みちのく潮風トレイル】青森県八戸市から福島県相馬市までの海岸線を中心に設定されているトレイルコース(1000km以上)です。浪板海岸は、そのトレイルコースの見どころの一つとなっています。みちのく潮風トレイルでは、やませや津波などの自然の脅威、その地域に根ざした特有の文化、地元住民の温かなもてなし「人と自然」「人と人とのつながり」を感じることができます。【三陸ジオパーク (三陸ジオサイト)】浪板海岸は、三陸ジオパーク内にあり、三陸ジオサイトの一つとにもなっています。浪板海岸のある船越湾は奥行きが浅く、外海からのうねりがそのまま湾中央部の四十八坂(しじゅうはっさか)を直撃するため砂浜ができず、海食崖(かいしょくがい)が発達し、ここから生じたマサ(真砂土)が海流に流されて、浪板海岸を形成していると言われています。【宮沢賢治「暁穹への嫉妬」詩碑】2016年8月27日に大槌宮沢賢治研究会によって建てられた詩碑。「暁穹への嫉妬」(1925.1.6)…薔薇輝石や雪のエッセンスを集めて、ひかりけだかくかがやきながらその清麗なサファイア風の惑星を溶かさうとするあけがたのそら』
3
海沿いにあるさんずろ家。岩手県上閉伊郡大槌町吉里々々第13地割。
4
創業は1972年。愛情たっぷりの明るく元気な名物女将がおります。
5
浪板海岸と船越湾の青い海を眺めながら三陸の海の幸を味わえます。※写真は網戸越し
6
磯ラーメンと生ウニ丼セット。
7
7.4
7.8
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 東北情報へ