岩手県紫波郡矢巾町土橋。南行山大光院。本山修験宗。早池峯神社向かって左手に隣接(右手に墓地)。入口及び参道途中に鳥居。
石塔。紀年銘等は頑張れば読み取れると思います。
出羽三山。
高祖大士宝塔。
諸悪莫作衆善奉行。
修験の寺院であり由緒は不明なれど、言い伝えによりますと天台宗寺門派近江国園城寺末であり、宝永元年に開山、浄園の開基。
明治初年の戸籍に「聖護院末・大光院住職第九世・広田邦純、当村修験宗蓮寿院第二一世・広田連治、両人は自光坊(盛岡市志家町)得度」とあります。
自光坊は代々襲名、初代快学が南部信直の生母の一族出身であったため藩政の頃は威勢がよく、領内の霞派の祈願所を統括しました。蓮寿院・大光院ともに霞派に属し、蓮寿院の一族が独立して大光院をおこしたと考えられています。
堂内中央には御本尊の不動尊が祀られていました。棟札等もありましたがよく見えず。院主が彫ったという十三仏と八体仏も安置され、町内では唯一という護摩壇が残され、また、おしらさまも祀られているようです。
以下、おまけ。
必ず立ち寄ってしまう岩手山SAの岩手山ベーカリーのパン。
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