青森県青森市荒川南荒川山国有林酸ヶ湯沢。近くには有名な地獄沼や八甲田ホテルがあります。
地獄沼前の地獄橋。

地獄橋からのこの流れの先にふかし湯(まんじゅうふかし)があります。
地獄沼から道路を渡るとほぼ正面にまんじゅうふかしの看板。

ここから歩いて行きます。車は進入禁止。

道中、すぐ右手に賽の河原があります。
賽の河原は火山活動に伴う水蒸気やガスが噴出しているので、「グツグツグツ」「ポッポッポッ」「ポコポコポコ」「プシュ~」って感じで地面から音がします。



そして温かい。


賽の河原の地蔵尊。

台座には「苫小牧、矢下好子、矢下登子建立」とありました。

案内板より…『賽の河原では、火山活動に伴う水蒸気・硫化水素・亜硫酸ガスなどの噴出がみられ、火山性の硫気に直接影響を受けて裸地(硫気荒原)になっています。硫気の強い部分には、地衣類のイオウゴケが生育しています。』


ふかし湯(まんじゅうふかし)へ。道中も噴気孔だらけです。

源泉小屋。



金精堂。

かつてはこの堂宇前に金精の水と呼ばれる水が湧いていましたが現在は枯れているようです。

今気づきましたが小祠の下に標柱がありますね。

「金精堂」



金精堂内。
金精様。
「男護神」「女護神」などと彫られています。
こちらは「曼頭堂」「鹿祖神」と見えます。
付近はまだ雪があります(※5月下旬)。
ふかし湯(まんじゅうふかし)。


案内板より…『中に95℃の高温のお湯が流れる木の箱形のベンチの上に座ってお尻を温める東屋。お尻をまんじゅうに見立て得た呼び名です。婦人病、冷え性、腰痛などに効果があります。ベンチの蓋から蒸気がもれることがあるので、火傷に注意。』
東屋にある温泉熱で温められた青森ヒバのベンチに服を着たまま腰掛けます。無料(冬期は閉鎖)。生理不順や不妊症などをはじめとする婦人病に効果があり「子宝の湯」や「若返りの湯」とも呼ばれ、冷え性、腰痛、胃腸や痔疾にも効くとされています。ちなみに「まんじゅう」とは、津軽弁で女性の象徴を表す言葉(隠語・方言)らしいです。


温泉特有の香りが漂っているので、温かさと相まって温泉に浸かっている気分になれます。時間を忘れてずっといれそうな場所。


東屋のすぐ横には川が流れています。地獄沼から流れてきた川で、硫化水素により白濁しています。
まんじゅうふかしから下流側に橋が見えたので向かってみます。
橋。

橋から見たまんじゅうふかし。
橋の先にもずっと山道が続いていましたが、途中から危険な狭さになったので引き返しました。

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