『岩木山神社-高照神社遊歩道』からの続きです。
高照神社~240m~お茶の水~130m~津軽信政公廟所~85m~森岡補衛霊社~165m~後長根川~105m~溜池(休憩場)~570m~大マブ沢~175m~求聞寺~250m~蔵助沢川~20m~百沢寺霊園~180m岩木山神社~岩木山神社奥宮登拝口(頂上迠里程6,352m)~岩木山百沢登山道(山頂まで4時間15分)~1km~桜林公園
そもそも今のところ登山ではないので、求聞寺から分岐へと戻って先に突き進みます。
蔵助沢川を渡ります。
百沢寺靈園…『岩木山神社が百沢寺と称せられ神仏を合せて祀っていた明治元年(1868年)までの代々の住職32名が眠っている墓所です。』
百沢寺ということで、宝永、宝暦、明和、天明、文化、弘化等々古い墓碑が並びます。
歴史を感じますね。
石仏。
「為岩木山百澤寺先師尊霊佛果増進菩提也」とありました。
側面には津軽弘法大師霊場。
百沢寺…『古くは定願寺または盤若寺とも呼ばれ、延暦15年(796年)桓武天皇の御代に草創されたと云われます。現在同寺にゆかりのものは弘前市長勝寺と百沢奥富士出雲神社に保存されております。』
岩木山神社の社務所が見えてきました。
遊歩道は社務所の横を通り、岩木山神社参道へ抜けます。
岩木山神社参道から見た遊歩道入口。
ってことで遊歩道は一応ここまで。岩木山神社へ参拝。
ついでに関連記事をちょっぴり紹介。
『岩木山神社 (青森県弘前市百沢)』2011
『岩木山神社社務所 (青森県弘前市百沢)』2011
『真言宗智山派 岩木山 求聞寺 (弘前市百沢)』2014
『岩木山神社 (弘前市)』2016
『岩木山山頂』
『岩木山神社奥宮』
『岩木山9合目』2021
『岩木山スカイライン (山頂)』2021
『高照神社と高岡街道 (弘前市)』2011
『高照神社 (弘前市)』2016
『高照神社 (弘前藩歴史館)』2019
『桜林公園』
『世界一の桜並木』
岩木山神社奥宮登拝口。
岩木山神社奥宮登拝口標柱(頂上迠里程六千三百五十二米)
岩木山百沢登山道へ。
岩木山百沢登山道(奥宮登拝道)…『岩木山は、中世以降修験道の峯入り修業の場となる。山で霊魂が再生するという古い観念は、修験道や山岳仏教とつながって盛んとなった。これが次第に供養ともなり五穀豊穣祈願の山かけや、成人儀礼のお山参詣(登拝行事)に発展した。山頂まで約6kmには、七曲がり、坊主転ばし、鼻こぐり等苦行に必要な難所があり、二十六神(天然石)の巡礼を経て約4時間、奥宮(山頂)に達する。』
南側百沢口登山路…200~230m現在地・310m~桜林・380m箸立・420m~七曲り・640~680m鼻コグリ(急坂)・720m姥石・830m岳樺・~1080m大沢・1140m焼止・1180m坊主コロバシ・1280m石穴(山ノ神)・1300mアラレ坂・1340m錫杖清水・1470m種蒔苗代・1502m鳳鳴ヒュッテ・大倉石・1560m二神石・奥宮
山頂まで4時間15分。
Let's roll.
う~ん…雨が強い…
登山道狛犬一対。
大正7年旧8月1日。発起人工藤重司、成田定吉、中野鐵蔵、安田勘太郎、安田勇太郎、安田久吉、藤林良一郎、會津金次郎、會津惣之助、會津喜次郎、會津弥吉、會津權之助、會津弥八、會津和三郎、會津喜三郎、佐藤冨五郎、佐藤金助、佐藤豊吉、佐藤惣助ほか。
岩木山神社報恩記念碑(昭和28年9月1日)…『明治廿三年六月朔日吾十九才ノ時…流シタ時板留ノ「落シ滝」ト云フ處デ過ツテ滝壷ニ…氣ヲ失ツテ居ツタ時…感謝シ居リ祭日ニハ必ず御社参リ…八十二才ノ今日迠長生シテ居ルコトモ…』…みたいなことが彫られていましたが、大雨のためちゃんと読んでおりません。何やら板留の滝壷に落ちたけど助かって、岩木山神社への信仰に感謝している的な内容です。
南津軽郡山形村大字南中野の方のようです。
この雨の中、これ以上進むことに意味はあるのでしょうか…
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる…
迷わず行けよ行けばわかるさ!
石灯籠(昭和14年旧7月26日、世話人秋元嘉四太郎)
岩木山奥宮寳前…まだまだ奥宮は先ですが。
ってことで…
大雨の中、桜林へと抜けました。桜は咲いておりません。
桜林公園…『明治の初め、モミヂやコブシ桜を移植し「幸福の石碑」を建立、「百沢公園」と命名しました。明治37年、日露戦争開戦記念として、崇敬者の協力の下1万本の吉野桜が植樹されました。以来、桜の名所「桜林公園」として春は桜、夏は青葉、秋は紅葉と多くの人々の憩いの場として愛されております。「幸福の石碑」は現桜林公園の中央・杉木立(目印として植えられた」の下に現在も残っています。面積はおおよそ3.8haで約1,000本の桜があります。』
津軽国定公園岩木山神苑桜ヶ丘。
おらが里見どころ(平成4年1月認定岩木町)…『5月上旬頃が見ごろの約2,000本の桜と松と岩木山の眺望は一見の価値あり。』
さて…
山頂まで4時間!!え~!岩木山神社から15分しか経ってないの~?
もう少しだけ進んでみます。
幸福の石碑があるという杉木立。
「奉勧請幸神」と彫られています。これってどう見ても道祖神としての幸神(さいのかみ)塔ですよね…
あれ?明治じゃない…文政9丙戌4月。どこからか移されたのであろう幸神塔ですね。
下部は埋もれています。
えっ?幸福の石碑は!?
まさか石碑の向かいからこちらを見つめる謎の…
この狸みたいな石像じゃないですよね。
結局幸福は得られませんでしたし…
登山道はまだまだ続くわけですが、最後まで雨が止みそうもないので諦めました。
ってことで、高照神社まで戻ります。
コメント