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弘前市十面沢沢田。
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向かいに岩木山神社の神社幟旗がありました。お山参詣に使用するのでしょうね。
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社号標「村社貴舩神社」(十面澤村中、高山松堂書)
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今更ですが高山松堂氏って凄い方ですね。
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一之鳥居。
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十面沢は岩木山麓の北東端に位置。地名の「とつら」は藤蔓のことで、それが多く生えた沢という意に因んだものと推測。集落の西を飛子川が南から北に流れます。集落の西に御月山、西北に伝次森山があります。縄文時代の遺跡として常夜森遺跡があります。江戸期以降の十面沢村は津軽郡鼻和庄のうち。弘前藩領。集落は弘前城下から鰺ヶ沢を経て大間越へ向かう西浜街道沿いに立地。貞享4年検地水帳によりますと小字に「沢田・くすわ」があり、反別は田19町2反余・畑屋敷11町9反余(うち屋敷地は9反余)の計31町1反余、このうち田は上田から下々田まで、畑は上畑から下々畑まで設定。他に開発場として田畑86町7反余があり、漆木が2,173本と多いです。元禄3年には高杉組に属しており村位は下。江戸末期の御道書明細によりますと、戸数21・人口155(男81・女74)、駒52。村の西口には隣村十腰内村の巌鬼山神社へ至る参道があります。東口には貴船神社があり御祭神は闇龗神ですが、本来の御神体は後背部の山頂にある巨石であり、この地方に多い石神信仰に基づくもの。なお、貞享4年検地水帳には村中抱えの観音堂地が見えますが、これは貴船神社をさすものと考えられます。明治4年弘前県を経て青森県所属。同11年中津軽郡に属します。明治初年の国誌によりますと戸数32、村況は土地が平坦ではなく田が少ないため、村民は駄賃付けにより生活を補助していたと記されています。同12年の共武政表によりますと戸数37・人口256(男133・女123)、馬51、物産は米・大豆・粟・蕎麦。同15年大森小学の十面沢分校を設置。同20年分校を廃止して十腰内簡易小学校へ編入。同22年裾野村の大字となります。同22年以降ははじめ裾野村、昭和30年からは弘前市の大字。明治24年の戸数48・人口415、厩45。大正10年中津軽郡統計書には小字として沢田轡・早助森・湯ケ森・清水森・森田・狐森・大面・赤坂・本十腰内・山寄・浜妻神がみえます。大正15年修斉尋常小学校が十腰内より地内字赤坂に移転、昭和11年高等科を併置し修斉尋常高等小学校となり、同16年修斉国民学校、同22年修斉小学校と改称し、高等科を廃して修斉中学校を併置、同33年修斉中学校を分離、同40年小学校の校舎新築。同57年修斉中学と草薙中学が統合して地内に裾野中学校開校。同55年の世帯数175・人口763。
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狛犬一対(明治20丁亥年5月16日村中)
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9.5
灯籠一対(貴船神社三百五十年祭記念平成9年8月16日)
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10.5
二之鳥居額束神額。
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貴船神社三百五十年記念(平成9年8月16日、十面沢町会)
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故裾野村長野呂利江次郎碑(裾野村建之)
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殉國之碑(昭和31年旧7月16日十面沢遺族會)
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参道。
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参道脇の木。
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社殿前。
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館跡のような雰囲気を感じますが、そのような情報は得ていません。
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18.5
御神木。
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御祭神は闇おかみ神。正保4年(1647)創建。明暦2年(1656)村中にて再建、 延享4年(1747年)社殿修理、文化3年再建。 
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手水石。
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石灯籠一対。
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22.5
こちらの建物は不明。
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社殿。
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神社庁より…『正保4年(1647)創立、明暦二年村中にて再建、延享四年社殿を修理し文化三年又これを再建されたとある。十面沢字沢田に鎮座するが十面沢の地名は「とつらざわ」の「とつら」は藤蔓(フジツル)のことで多く棲息している所からと言われている。又坂上田村麻呂が岩木山赤倉の鬼を征伐の折り鬼の面を十面取ったことからとも伝えられている。菅江真澄の天明5年(1785)8月16日岩木山に関して境関村の間山祐真から聞いた話しとして、「岨なる岩を人の顔のごとくに十つくりたるあり、いかなるゆへをしらずとなり」とある。御神体と言われている大きな岩石は山頂にあり、いわゆる巨石信仰のなごりからであると思う。「御検地水帳」にある村中抱えの二間に二間の観音堂地とあるが、これが当神社を差すと思われる。』
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奥宮へと続く石段。
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26.4
26.8
石段には名前があります。
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殉國之碑の碑文でもそうでしたが、この地区には「増田」という名字が多いようです。
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結構きつい。
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29.5
奥宮。ドアは直ったみたい。
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奥宮から見た参道。
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磐座。
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32.5
ちなみに境内の隣には十面沢農村公園があります。そして地図では十面沢農村公園の東方の山中に正一位稲荷大明神があるのですが行き方がわからず。
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岩木山。
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