岩手県二戸郡一戸町姉帯門前。

近く(岩手県二戸郡一戸町姉帯上里or下村付近)にも日吉神社がありますが、こちらは姉帯城寄りの日吉神社になります。一之鳥居が結構大きい…というか完全に道路を跨いでいるのですぐわかります。

二之鳥居では立派な御神木が出迎えてくれます。


神社の周囲は木々に囲まれ、社殿付近の御神木なども大きかったですが…


私が見た限りではこの二之鳥居の横の木が最も大きく感じました。
二之鳥居付近。手水石などがあります。

参道石段。

石段上部。

石灯籠一対。


手水石。

その他不明の石。


御祭神は國常立命。
例祭日旧9月3日。
勧請年代不詳。天正年間(1573-1592)、姉帯城主の尊崇が厚かったと伝えます。以後、村の守護神として厚く尊崇されています。

社殿内にはたくさんの棟札、絵馬、神宮大麻、御神馬、仏像、鏡、石など色々ありました。読んでいませんが、これだけの数の棟札があれば色々と歴史がわかるでしょうね。
中央の立派な権現様(獅子頭)が目立ちますね。
社殿横に並ぶちょっとした石段。

何のための石段かわかりませんが、石段の先には巨木。

更にその奥(本殿横)に巌鷲山。紀年銘は慶應4年戊辰3月3日。
巌鷲山碑の前に獅子頭。
社殿前狛犬一対(町村合併姉帯村解散記念・昭和32年11月1日建立)。
姉帯村は昭和32年11月1日に一戸町・小鳥谷村・鳥海村・浪打村と合併し、新制の一戸町となりました。
社殿前石灯籠一対。


末社。

小祠が2つ。

外から見えている範囲ですが、1つは棟札に「再建疱瘡神堂壹宇攸」と見えました。紀年銘は恐らく裏面。その他「奉修覆痘瘡神壹宇遷宮成就之所」(文化5年4月8日)、「別當氏 大叶敬白 大工新助」(安政5年3月吉祥日)などと見えました。ってことで疱瘡神堂です。

もう1つは棟札に「天保」「安政7年 別當孫」などの文字が見えます。その他馬が3頭ほど見えます。蒼前堂、馬頭観音堂かも知れません。

基本財産造成記念碑…『昭和二十八年盛岡市淺岸に購入した山林より生ずる収益によって村の産業開發振興農業經營の近代化並に組織の育成強化医療制度の公営社會保障制度の確立生活改善等の事業施行に要する費用を負担し永遠に亘り組合員及其家族の福祉増進の決意を益々鞏固にするためこの記念碑を建立する。昭和30年1月1日岩手縣知事國分謙吉書』



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