
大館市下代野家後。
江戸期以降の下代野村は出羽国秋田郡北比内のうち。秋田藩領。元禄7郡絵図までの藩側作成の絵図には見えません。正徳3年黒印村となり高133石余と認定。享保郡邑記では家数23軒の村と登載しますが、享保黒印高帳には見えず。寛政村附帳では親郷大館村の寄郷に位置付けられ当高133石余(すべて給分)と記載。大館給人山方氏ら6人の給分が当村に指定されていたことが知られます。秋田風土記以後は大館町の枝郷扱いとして記載。郷村史略では大館町の枝郷として高135石余・34軒・145人・馬37頭。村鎮守の稲荷社は文久年間の勧請。明治初期に大館町の枝郷から独立し、明治22年北秋田郡長木村の大字。
二之鳥居(昭和60年年祝)

三之鳥居(昭和63年年祝)

石灯籠一対(昭和46年2月1日)



ミニ灯籠付。

狐一対(昭和27年旧2月1日)


社殿。御祭神は倉稲魂命、猿田彦命、大宮姫命。例祭10月10日(9月11日)。
唐破風懸魚、蟇股、木鼻等。
手鋏。


創立は江戸末期の文久2年。広大な下代野地区の豊穣を祈願するために、五穀の神である倉稲魂命を祀り、五穀豊穣を祈ったのが神社の起源。社殿は腐朽したので、明治15年改築し、その後も数度の改築をして現在に至ります。
手水舎。

水道かと思ったら井戸。

神厩舎。

御神馬。

奉納88歳、62歳、42歳、33歳建納、平成18年歳祝一同(氏名省略)とありました。

太平山三吉神社。

石塔があります。正面「太平山」、側面「明治九年子十一月九日」


奉納太平山三吉神社講中(氏名省略)、総工費参拾五万円也、平成10年8月16日、大工日景常雄、ブロック田中力、石田豊治書とありました。

相善神社。

絵馬と石殿一基。

棟札表には奉斎保食狼神位と見えます。

奉納下代野合同年祝会(氏名省略)、平成3年12月9日建築、大工松川鉄之助とありました。

唐松神社。

こちらも石殿。

石殿正面に「唐松宮」

奉納唐松神社外壁修理、三区唐松一同、平成15年7月8日、大工山本。

入口戸一式、入口戸周辺工事一式、土間の三和土一式寄附、下代野四区唐松講最終会員8名、平成22年11月吉日とありました。

八幡神社。※鳥居は平成2年吉日奉納

正面「八幡大神宮」、側面「文久二年壬戌八月十五日寄進」
奉納62歳、42歳、33歳(氏名省略)昭和61年歳祝一同とありました。

社殿裏。

遠くに日本一の大きさと美しさを誇る鳳凰山大文字が見えます。










コメント
コメント一覧 (3)
以前、大館市の長木川南にある水神社に来られたことがあるようですが、自分が大館市街の羽州街道がどこを通っていたか調べてみようと、資料として江戸時代中頃に作られた大館城下絵図を頼りに歩き回ったところ、水神社に関して気づいたことがありました。
江戸時代の大館城下絵図には、長木川と大館城(桂城公園)の間にもう一本川が流れていたことが記されています。
この川は「小十郎川」という川で、大館鳳鳴高校の横にある急坂に今も川の源流が残っています。この川が鉄砲場村、通町、川原町を抜け、みちのく銀行大館支店の北東あたりで長木川に合流していたようです。江戸時代当時の長木川は今より少し南側を流れていました。
そしてこの小十郎川と羽州街道が交差していた場所が1箇所存在します。
それこそが水神社が建っている交差点だったんです。
ブログの写真で水神社本殿を正面に見ると右奥に枝分かれした小道があり、そこから小十郎川が神社の右手に来ていたようです。
確たる証拠はないのですが、おそらくこの水神社は何かしらの理由でなくなってしまった小十郎川の神様を祀っているのではないかと考えていますが…真相はわかりません。しかし小十郎川と羽州街道が交差していた場所に水神社が建っているというのは事実なので、もしかすると多くの人が行き交う街道沿に建てられた神社にも関わらず後世の国道から外れてしまい、忘れ去られた存在となってしまったのではないか…神社にもこうした隠されたエピソードがあるかもしれません、という個人的妄想です。
あれこれと押し付けがましく話してばかりで申し訳ありません。
なかなかこうした話をすることがないので上手くまとめられていませんが、もし機会がありましたらまた大館に来てください。
更新楽しみにしております。
yuki
が
しました
この神社にいたる道路の管理に少しばかり携わった者です。まさかこのブログでこの稲荷神社がアップされるとは思ってもみませんでした。入り口がかなり狭かったことと思います。それにしても多くの知識、資料の整理など脱帽するばかりです。今後ともしばしば立ち寄らせていただきます。たまにコメントもさせていただけたら幸いです。
管理人さんのプロフィールを見ると青森の方とお見受けしております。大館は近いので来てくださる回数も多いことと察します。
突然ながら少しばかり私からお話をさせていただきます。興味を持てなかった時はスルーして構いませんのでよければお付き合いください。
yuki
が
しました