岩手県奥州市胆沢若柳。
あれ?何だろう?…この感覚…どこかで見た景色のような…あっ…
あの壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある…
ずっとそう信じていた…でも違った
壁の向こうには奥州湖があって、奥州湖の向こうにあるのは焼石連峰だ…何もかも親父の記憶で見たものと同じなんだ…
なぁ?奥州湖の向こうの焼石連峰に登頂すれば…オレ達自由になれるのか?
「すみませんがそこ右に家がぁ~♪」
ってことで立体機動装置を使いながら奥州湖眺望台を目指します。知らない方はスルーしてください。
奥州湖眺望台までは立体機動装置ではなく車で行くことが可能です。

ちなみにこの後、猿岩(猿岩大明神)付近にある於呂閇志神社に参詣しようと思ったのですが、こちら側(奥州湖南方)からは行けないみたいで、奥州湖をグルッと回らないとダメみたいです。で、ナビを設定したのですが奥州湖を渡る道が表示されなかったため諦めました(「猿岩隧道は奥州湖に沈みました」という情報を得たため諦めました。猿岩隧道は水位が下がると姿を現すようです)。
でも後から確認したら、おろせ広場(弘法の枕石)付近にきちんと橋があるじゃないですか!※猿岩の於呂閇志神社を参拝した弘法大師は仙北街道を通り秋田へ向かったと伝え、その際に巨石(枕石)の上で一夜を明かしたとされます。枕石は長年石淵ダム湖底にありましたが、胆沢ダム工事によってその姿を現し、平成24年に湖底から引き上げられました。

案内板より…『【胆沢扇状地】胆沢扇状地は、扇を形成する一辺の長さが約20km、面積が約20,000haにも及ぶ日本最大級の扇状地です。胆沢扇状地は、散居集落に見られるような特徴ある胆沢の風土を育んできました。【焼石連峰】左手から前方にかけて、栗駒国定公園の一部を構成する焼石連峰を臨むことができます。標高1000メートル級の14の山々が連なる焼石連峰は、渓谷や湖沼、滝などバラエティーに富んだ景観が魅力です。』

胆沢ダムを眼下に眺め、胆沢平野を見渡すことができます。
水土里ネット胆沢平野HP「胆沢ダム~石淵ダムから胆沢ダムへ~」より…『奥羽山脈の東麓、胆沢川沿いに広がる胆沢平野は、岩手県でも有数の穀倉地帯として知られています。胆沢平野の農業が飛躍的に発展したのは、昭和28年、石淵ダムの完成が契機でした。ダムに農業用水を貯め、これを胆沢平野の農地へ供給することで、農業生産の向上に大きな効果をもたらしたのです。しかし、農地の増加は、新たな水不足も招いてしまいました。石淵ダムだけでは、水の需要と供給のバランスを保つのが非常に難しくなってしまったのです。この様な情勢を背景として、胆沢ダムの建設計画がスタートしました。ダム完成後は、治水、利水の両面から地域を支え、かんがい用水として最大23.303㎥/sを供給します。胆沢ダムによる安定した水の供給は、農業経営の安定化を図り、ひいては県下有数の大穀倉地帯をしっかりと支えることになります。』
素晴らしい眺望でした。そして巨人はいませんでした。




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