八戸市鮫町小清水久保。白浜小清水観音堂。糠部三十三観音霊場。小清水家屋敷地の南側に鎮座。八戸市の白浜集落には2ヵ所の観音霊場があり、もう1つは白浜観音堂です。

白浜観世音とも呼ばれ、また小さな清水(湧水)のそばにあるため、「小清水観音」とも「白浜清水観音」とも称します。

境内にあるイチイの巨木。幹周約4.4m、樹高約8m。

この御神木は石抱きイチイと呼ばれています。その理由はご覧になればわかります。

観音堂鳥居。
小清水観音鳥居建立碑(昭和49年旧4月17日建立)

観音堂。
明治18年の松尾頂水(三戸の俳諧師)系統の札所では第七番札所となっています(御詠歌「白浜に頼みをかける観世音老いも若きも花の臺(うてな)に」)。頂水は高橋家の観音堂には寄らずに小清水の白浜観音堂を参拝。

御本尊は馬頭観世音菩薩。高さは10cmほどで錦布に包まれて祀られており、お前立ちの石造り白衣観音座像が安置されています。毎年12月17日は観音様のお年取りと称して小清水家では祭壇の大掃除を行っています。

堂内には信者が納めた満願掛け軸や、仏具、巡礼札が残されています。最も古い資料として直径18cmの鰐口が残されているようで、鰐口の表には「施主白濱村清水寅松」、裏に「天保十乙亥年六月十七日敬白」と陰刻されているそうです。小清水神社と記す棟札には明治12年旧暦6月15日とあります。

こちらは…

わかりません。石が祀られています。



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