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秋田県山本郡藤里町藤琴。
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峨瓏の滝(高さ12m)…『この滝の名前は滝の見える範囲からつけれたものではなく、滝の上流にある峨瓏峡からの流れ落ちることからきているらしい。峨瓏とは、山が険しくそびえ立っていて、その流れは急流などを意味することから、今は亡き先人たちは奥山に入り絶壁の景観のすばらしい所を「〇〇峨瓏」と呼んでいたという。(青森県境の釣瓶落峠を釣瓶落峨瓏)滝のすぐ上流にある峨瓏峡は、清流を中心に両壁は絶壁が続きまさに峨瓏の意味に相応しい絶景が続き、ぜい散策してほしいルートでもある。また、滝と深くかかわりのある滝の沢神社は、安永10年(1780)に建立され、祭神は不動明王、火産霊神である。紀行家菅江真澄もこの地を訪れ和歌を詠んでいる。(左側の歌碑、享和二年、1802年)』
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菅江真澄歌。後方に見えるのは峨瓏の滝。『零る雪か花かあらぬかやま風にさそわれてちる滝のしら泡』小澤理栄
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菅江真澄は享和2年3月12日(1802年4月14日)、銚子の滝を訪ねた後に瀧の澤と呼ばれる村を訪れて峨瓏大滝を観賞し、この歌を残しました。日記『辭夏岐野莽望圖』(しげきやまもと)には、「こゝの不動尊の堂のほとりにも、いとよき瀧のありて、鳥居のあまた立るより橋わたり、堂に入りふりあふき見れは、岩ことに高うして、水けむりの霧とたちこめ、霞となひきわたりて、けしきたくひなう見へたり」と記しており、滝には不動明王が祀られ、滝ノ沢神社は神仏習合時代には不動尊だったことがわかります。
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滝の沢神社。
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6.5
御祭神は不動明王、火産霊神。
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「不動尊」(滝之沢氏子一同、昭和58年7月28日、素鳳謹書)
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安永10年創建。
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社殿裏。
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建物の中の石は何かわからず。
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建物のすぐ横の石も不明。
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更にその横の石には「大正五年十二月不動尊瀧澤村…(下部が苔で見えず)」とありました。
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