
秋田県山本郡藤里町大沢蕨台。ほぼ大沢川沿い、県道200号矢坂糠沢線沿い、月宗寺の南方。

鳥居。結構新しいものに感じました。

江戸期の大沢村は出羽国山本郡(寛政4年まで檜山郡)のうち。秋田藩領。近世村落整備により、糠野村の一部などを合わせて、慶長8年村高359石余の村として成立と推定。元和8年・宝暦5年など大洪水に悩み、再開発が繰り返されています。「正保国絵図」では大沢新田村として本田当高319石とあり、「元禄郷帳」でも新田村扱い。18世紀以降新田の字をとります。東部の滝沢山・八ケ沢ともすべて正徳5年に御留山に指定。藤琴村の寄郷で枝郷に一又・二又の2ヶ村を擁します。「享保黒印高帳」では村高468石余・当高411石余(うち本田329・本田並3・新田79)、「寛政村附帳」は当高270石余(うち蔵分257・給分13)、「天保郷帳」は411石余。戸数は「享保郡邑記」で86軒、文化10年に89軒・523人・馬218頭。曹洞宗竜江山月宗寺(檜山町多宝院末寺)は寛永年間の開基。村鎮守は熊野社で別当は修験大沢山喜宝院。戊辰戦争時に南部藩兵侵入。明治22年山本郡藤琴村の大字となり、昭和30年からは藤里村、同38年藤里町の大字となります。

社殿。

地域ではお伊勢様として親しまれ、御祭神は天照大御神。その他由緒等についてはわかりませんでした。

ちゃんと見なかったのでわかりませんが、これはかつての石鳥居かな。

ちょっとした高台に鎮座しているので眺望はいいです。



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