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秋田県山本郡三種町鵜川飯塚。県道211号金光寺鵜川線沿い、稲荷神社の北方。
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中を見学する場合は事前予約が必要らしいです。但し、現在は部屋の奥への立ち入りを制限しており、玄関口での案内となります。
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パンフレットより…『大山家は藩政期に村役を務めた家柄で、口伝では三代にわたって用材を集めて建てたことが伝えられています。形式としては、中門造り(馬屋中門)です。県北地域における幕末期大規模上層農家の氏形をよく留めています。国指定重要文化財。』
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大山家住宅(国の重要文化財)…『【所在地】八竜町鵜川字飯塚62番地【指定年月日】昭和48年2月23日【建築年】江戸時代末期(150年前後と推定)【半解体修理】昭和56年3月完了【特徴】外観上の大きな特徴は、主屋下手前前方に馬屋を突出し、その正面に通常の出入口である大戸口を設けている「中門造り」にあります。屋根頂上には野芝を自生させ、屋根の長持を図っています。上手南面には「こば葺」のひさしに農家にはめずらしい町家風の出格子を取付けています。中門部分を含む軒は四周「船枻(せがい)」(うで木を利用して茅を支えている柱の部分)を張り出しております。この船枻は当時上層階級のみに藩より許可されていたものです。内部は一切の装飾を排除し単純構成に徹しわが国の伝統的な木造建築の木質美をそなえており、そこに居住空間の安らぎを与えています。』昭和62年10月八竜町教育委員会
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大山家平面図。
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三種町HP「大山家住宅(国指定重要文化財)」より…『大山家住宅はその高度に発達した構造技法からみて十九世紀中頃(江戸時代末期)に建設された物の推定されています。東北地方の日本海側に多く見られる「中門造り」住宅のうち、秋田県北部、能代・山本地方の典型的な遺構であり、建設当初の形態をそのまま残したものとして昭和四十八年二月、国の重要文化財に指定されました。』
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『大山家住宅は、江戸時代末期に建てられた農家建築です。大山家は代々村役の家柄だったことから、上級階層の住宅にしか許されなかった船枻(せがい)という桁から軒先まで腕木を伸ばし屋根を支える工法をとっているほか、通常町屋建築で見られる出格子や、秋田では珍しい屋根の棟に野芝を自生させ屋根耐久性を上げる工法を用いています。全体的には秋田で見られる典型的な厩中門づくりです。意匠的にはとても簡素で、農家建築に見られる力強さより、洗練された美しさの方が際立ちます。大山家住宅は国の重要文化財に指定されています。ご覧になるには、事前予約が必要です。
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