岩手県紫波郡紫波町片寄野添。
位置的には東北自動車道の紫波SA(上り)のやや南方。
開拓分水工。
想像していたよりかなり大きいです。
一つ一つにパネルがあって…
どこにどのくらい分水されているかが一目瞭然です。
案内板より。
開拓分水工のしくみ。
地図。
開拓分水工の諸元…『【分水工】1ヶ所【型式】円筒分水、整流壁形【外径】R=10m Qmax 4.382㎥/S【開拓分水工バルブ】管理用止水バルブ…1個、ゴムシートバタフライバルブ直径1350m/m×面間400m/m【受益面積】1,310ha【流量調整バルブ】・メタルシートバタフライバルブ…直径1,350m/m×面間400m/m…1個、直径200m/m×面間300m/m…1個・バイパス水路起点部ゲート…鋼製スライドゲートB=1.75m H=1.00m…1門・バイパス水路終点部(分水工側)ゲート…鋼製スライドゲートB=2.00m H=1.00m…1門・バイパス水路終点部ゲート…鋼製スライドゲートB=2.00m H=1.00m…1門』
国営山王海農業水利事業の概要…『受益面積3,890haの岩手有数の農業地帯である本地区は、耕地面積に対し流域面積が極端に小さく、また、降水量も少ないことから、用水不足は深刻な問題となっていました。このため、葛丸ダムを新しくつくり、前の山王海ダムを高くして、水をいっぱいためるようにしました。二つのダムを2本の水路トンネルで結び、葛丸ダムにためれる水が少ないことから、葛丸上流頭首工から山王海ダムへ水を送ってためておき、必要なときに、再び葛丸ダムへ送水します。全国でも珍しい親子ダム形式です。下流部には頭首工、幹線用水路を新しくつくり、2つのダムの水を有効に利用して安定した農業ができるしくみになっています。』
山王海地区国営事業の沿革…『【昭和19年~昭和29年】旧国営山王海土地改良事業●受益面積…3,258ha●主要工事…山王海ダム(堤高37.0m、堤体積276千㎥、有効貯水量9,594千㎥)幹線用水路(3路線、総延長14.36km)【昭和53年】国営山王海農業水利事業●受益面積…3,890ha(水田)<一期事業>S53年~H3年●主要工事…葛丸ダム(堤高51.7m、堤体積671千㎥、有効貯水量4,650千㎥)頭首工(4カ所<稲荷、中央、葛丸、葛丸上流>)幹線用水路(4路線、総延長11.5km)導水トンネル(1路線、延長2.2km)<二期事業>H2~H13年●主要工事…山王海ダム(堤高61.5m、堤体積1,290千㎥、有効貯水量37,600千㎥)取水トンネル(1路線、延長2.3km)』
注意看板。
弱いですね…この大きさなのに…弱い弱いっ!!
円形分水工の注意看板はこうじゃないといけません。
以下おまけ。紫波SAです。
舞茸入り鴨なんばと、南部どり親子丼セットだったかな。
ドルチェ。
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