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秋田県鹿角市花輪上花輪。六日町に鎮座。
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石段下の手水舎。ちなみに旧関善酒店・関善賑わい屋敷の横におせど(御伊勢堂・井戸)があります。場所はこの手水舎から神社と逆方向に少し行った場所(上花輪簡易郵便局隣・県道66号線十二所花輪大湯線沿い)。旧関善酒店やおせどについては別記事にしております。なお、神明社拝殿内に神水(おせど)の由来あり。
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石段上の手水舎。
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天皇陛下御即位20年全国植樹祭記念(いちい)。
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御祭神は天照大御神、大山祇命、金山彦命、訶遇都智命、猿田彦命、伊邪那岐命、底筒男命、天宇智女命、豊受姫命。例祭日は8月16日。特殊神事として神幸太鼓があります。藩政時代より町方以外の大勢の人々を氏子として神事が行われてきました。花輪神明社は里の神といわれます。昭和35年から花輪神明社の祭礼が、花輪地区の総鎮守幸稲荷神社の祭礼(花輪ばやし)と同じ日に合わせて行われるようになり、里の神(花輪神明社)が山からの神(幸稲荷神社)を迎えるという花輪ばやしの新たな祭りの意味を生んだことによります。
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創立年月日は不詳ですが、万治2年に南部家臣、毛馬内九左衛門寄進により再建されており、氏子の崇敬を集めながら幾度か修築しています。鳥居、什物の奉納有り。明治6年村社に列せられ、明治、大正に町内各神社を合祀。昭和48年拝殿改築し現在に至ります。
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石灯籠一対(明治23庚寅年旧6月16日)。
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拝殿内。正面神額には天照皇太神宮。
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9.8
神水由耒記(ちょっと読みにくかったので間違っているかも知れません)…『花輪神明社は由耒名水を以て知られ之を汲むもの遠近より蝟集し常に市をなすの状況なりしか時勢の推移は何時しか其のあとを絶ちお伊勢井戸の名も殆ど忘れらるるに到る。谷地田町佐藤隆三氏子深く之を遺憾とし神苑の奥を探りて一水を得たりしが其の質佳良にして四時滾々として絶えるなく飲むもの忽ち宿痾を忘れ嗽くもの手を清むるもの心身蘇するの思いあり茲に於て之を宝前に誘致し新にみたらしる企画したるに資を出たして之を扶くるもの左記の如く竣成を見たるは昭和丗八年秋奈良亮一郎宮司の時代なりとす。是れ偏に神威のいくちこなるによるといえども又以て発起人茲に寄進者の誠意の賜ふるなからむや。茲に其の由来並に経費総額の寄進者の氏名を掲げ後日の證となすと云爾。昭和42年8月氏子総代小田島徳藏識。八萬参千参百圓也。工事費並雑費。(以下寄進者名省略)』
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境内の鳥居。
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上棟に関する碑です。紀年銘もありますが読み取りにくかったです。
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中央には所謂、屋船久久遅命、屋船豊宇気姫命、手置帆負命、彦狭知命といった神ではありませんでしたが、5柱が刻まれています。
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花輪町真景図(大正5年)。かつての一之鳥居はおせどの横にあったようです。
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