『湯殿山仙人沢(湯殿山神社)』からの続きです。
国立公園出羽三山湯殿山案内図。仙人沢から湯殿山本宮に行く参拝バスがあります。もちろん徒歩でいくことも可能です。バスは5分、徒歩でも20分ほどです。湯殿山神社本宮から月山頂上までは徒歩3時間(※羽黒山から月山八合目まではバスで60分、そこから月山頂上まで徒歩2時間)。
当記事では全部を紹介しませんが道中に色々あります。
ちなみに案内図の鳥居マークに番号が振られていますが、道中の神社(末社)は以下のとおりです。
それでは出発!
湯殿山仙人沢参篭所。
玉垣供養碑横の手水石的なもの。「龍」の文字だけ見てとれました。
付属する石碑には「祓戸大神」とあります。
その後ろに弘法大師空海修行像(平成19年10月吉日・東京吹越会入峰二十二度位)と飛龍大神。石碑碑文…弘法大師空海修行像建立由来…『髙梨登、東京都荒川区町屋の住人にして昭和45年長兄髙梨明の勧めにより共に羽黒山に詣づ由来発心月参りを重ね、その間御開祖蜂子皇子の訓伝を受け入峰修行十度位に及ぶ昭和50年念願の湯殿山に登拝叶う以来奇しき御神示を得て屢々夢に空海上人湯殿山参りの姿を視る 是れ正に顕密二界に亘る尊き霊験なり仍って洪大なる神恵に奉謝しこの霊域に聖人の尊像を奉献して厚く御霊を弔うと共に諸人の導きとならむことを庶幾ふ 昭和58年7月吉日 奉献羽黒派古修験道 先達髙梨登 淑恵 撰文 春岳』・飛龍大神勧請の由来…『開祖蜂子皇子霊夢に顕れ「月山参拝せよ」とのお言葉にしたがい、以来三十有余年、出羽三山参拝を続けてまいりましたところ熊野三社参拝を悟され、その折那智の御瀧に大巳貴命御出現を拝し御神意により後方に七福神を配祀いたしました。勧請については私の生家九代目当主(実兄)江尻昌男が湯殿大神の御神威を畏敬し一族の繁栄を祈念して奉献したものです。「ありがたや神の栄えと人のよの幸を祈らむ今日の佳き日に」平成3年10月22日茨城県日立市川上貴子誌』
隣に正一位玉姫稲荷神社。
玉姫稲荷神社の由緒…『玉姫稲荷神社は、此処仙人沢の霊域に於いて、即身成佛の修行に挺身された鉄門海上人が守り神として帰依され、その御守護を得て成佛されたとのいわれにより湯殿大神に願掛けする人は、先ず玉姫稲荷にお参りし、その霊験におすがりし、そのおたすけを頂いて本願を達成するという、習わしがありました。初めは、石柱を憑代としておりましたが昭和61年神社の御神木を以て社殿を造営し又、信者の寄進により鳥居も建立され、御社頭一新の整備を見ました。「玉姫のみいづかしこむまめ人が祈る真心嘉(よみ)し給へと」春岳』
狐一対(天中教会)。
手摺奉納(平成30年8月吉日)。
参道鳥居。
参道石灯籠一対。
鳥居がいくつもあります。
最後の鳥居は「天中教会有志(茨城県水戸市北見町)、平成10年5月吉日奉納」。
社殿と石灯籠一対。
湯殿山神社本宮参道に戻りまして、剣の権現「剣神社」。御祭神は須佐之男命。
参道を振り返るの図(大鳥居)。
景色を楽しみながら上ります。
バスが通るくらいなので道はきちんと舗装されています。
仙人権現「天神社」。御祭神は少彦名神。神仏混淆時は大聖仙人権現を祀っていました。
薬師如来「薬師神社」。御祭神は大巳貴神。
優婆権現「常世岐姫神社」。御祭神は常世岐姫神。ここに御沢駈け入口がありますが危険なため通常は立入禁止。よって十三仏「大沢神社」(速秋津媛神)、御釜権現「竈戸神社」(興津彦神・興津姫神)、大黒弁財天「御蔵神社」(大国主神・厳島姫神)、八万八千仏「御沢神社」(八百万神)、日月燈明仏「明松神社」(火産霊神)、胎内権現「伊弉冊神社」(伊邪那美神)、青面金剛童子「来名戸神社」(来名戸神・八衢比古神・八衢比女神)、熊野権現「熊野神社」(櫛御気野神)、飯ノ山白衣権現「飯野山神社」(保食神)、飯縄権現「稲荷神社」(宇賀之御魂神)、愛染明王「八千矛神社」(八千矛神)などの末社については省略。
梵字川に架かる御澤橋。
小さな滝。
御澤橋からの眺望。
真下。
御澤橋を振り返るの図。
滝。
梵天帝釈両部の大日大霊権現「産霊神社」。御祭神は高皇産霊神・神皇産霊神。
血の池権現「丹生水上神社」。御祭神は丹生都日女神。
鳥居。鳥居扁額「湯殿山」。
鳥居の先には三山地蔵尊。
三山地蔵尊、大八代龍神、萬霊供養猫塚という木製の標柱に囲まれています。
鳥居とその向こうの景色。
湯殿山山姥。
山姥像。
もう少しで湯殿山神社本宮参道入口(参拝バス終点・湯殿山神社本宮直務所)。
『湯殿山神社本宮』へ続く。
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