奥ノ湯森吉山荘(森吉湯ノ岱・湯の岱小中学校跡)の北、小又川を渡って湯の沢湯本杣温泉旅館(森吉湯ノ岱川向湯ノ沢)の逆(東方)に行くとあります。

徒歩200mのところまで車で来ることができます。

このような道を歩いて行きます。
白糸の滝(白糸滝)とは一般に流下する水の様子が白糸や絹糸を垂らしたようであることから名付けられており、日本全国各地に同名の滝が多数存在します。1本の糸のような細い滝から、落水が幾筋にも分かれる滝幅が広いものまで姿形は様々ですが、私がこれまで見た白糸の滝はだいたい「チョロチョロ」って感じの滝が多かったので、それらと比較すれば中々迫力のある白糸の滝でした。


歩いてきた道。

菅江真澄の道「白糸の滝」…『零るほどは 雪の白糸 たえだえに みだれてかゝる 風のたき浪』

享和2年、菅江真澄は『雪の秋田寝』で森吉山を登った後、白糸の滝を見ようと12月5日湯の岱を訪れた時の事を記録。その時に湯の岱には家が2・3軒あることを記録しています。菅江真澄は児童がハシバミの実をかむ音を碁を打つ音だと勘違いしました。次の日の朝は、吹雪のため床もふすまも真っ白になりました。翌日に白糸の滝を見て「高い山かたら岩を二つ貫いて滝が落ちている。黒い岩面に白い糸すじになっている。周囲には桜の木なども多く、春秋は沢山の人が来るように思える」と記し、滝の上にあるという硯石を探そうとしましたが、深い雪のために叶わず。享和3年8月2日、菅江真澄は『秀酒企乃溫濤』で、今度は砂子沢峠を越えて白糸の滝を訪れます。「…去年見た滝と違って白い布を翻して落ちるよう、山風に吹かれる様子が良い。あちこちから雲霧にこめられた滝の落水を濡れながら眺めた」と記しています。

滝の手前ほどで、大きなフクロウが急に飛んできて驚きました。


昼間でも行動するんですね。


滝からの流れ。

白糸の滝。
小又川上流部の枝沢に懸かる上下二段に分かれた滝で、上段の滝は落差40mの分岐瀑、下段の滝は落差18mの分岐瀑。
上段にも滝が僅かに見えます。
この辺り。
かなり間近で見ることができます。




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