青森県上北郡六戸町鶴喰日向山。鶴喰若宮八幡宮の境内に鎮座しておりますが、所謂境内神社(摂末社)ではないので別記事としました。
一間四方の山神堂。
現社殿は昭和57年10月1日建立。
元は鶴喰蒼前神社の北東の山の中腹に鎮座しておりました。この山を日向山(ひよりやま)といい、その日向山の山神として崇拝されてきましたが、管理が難しくなり、若宮八幡宮の隣に遷座。
御神体は「山神」と墨書きされた木札で、堂内には昭和17年旧2月12日に奉納された由来記の扁額が掲げられ、次のように記されています。「鶴喰日向山山神ハ承応年間ノ創祀ナリト伝フ。古来ハササヤカナル宮形ノミナリシガ部落ノ発展ト共ニ崇敬尚厚シ。昭和十七年二月十二日初メテ拝殿ヲ建立シ部落民一同国家安全武運長久ヲ礼ル。」。
創建年代が承応年間とあるため、月窓寺の存応伝説と縁のある山の神と考えられます。また、鶴喰集落が村として形成されてきたのが、この頃だということも連想されてきます。山神堂を移す際には、鶴喰集落の人々の中で賛否両論があったそうですが、現在は当初の目的通りにしっかりと管理されています。
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