
平川市尾崎木戸口。

白岩森林公園に向かう途中にあります。

尾崎部落から白岩に向かう道路の左側、通称木戸口沢。

場所はとてもわかりにくいと思います。目印となるものも無く説明もできません。


写真で判断して下さい。

参道は一応アスファルト舗装された道です。

但し途中からはこのような状態になってきます。

なお、境内入口には白木造りの鳥居(奉納者、年月日不明)が一基建立されているとのことでしたが、現在は存在しないようです。また、鳥居後方左側に蓮台が刻まれた板碑状の石碑(文字は不明)が建立されており、その他川原石が多く散在しているとのことでしたが、周囲はかなり荒れていて石碑を探す余裕はありませんでした。

何せここが社殿前に至る入口ですからね。たぶん鳥居ないですよね!?笑

あまりに荒れた状態だったので正面ではなく、社殿横から向かいました。それでも酷かったですけど。ちなみに昭和33年にこの境内近くにあった鶏舎を取り壊した際に、人骨と古銭が数百枚も出土していることから、この付近は古い墓地であったとも推測されています。

社殿前から見た参道。

尾崎部落の人々はこの保食宮を観音様と呼びます。尾崎村誌によりますと『一、観音堂 建立清太夫 四間三間 坪数十二歩(略)観音堂 横一尺 奥行一尺五寸南向』とあり、また同誌掲載の天和四年絵図では保食宮の位置に「杉沢の東方に、御かんのん堂 四間 四間」とあります。

境内は中嶋長左衛門所有のりんご畑の西側で、老杉の切株が数株残り、そこに囲まれた一隅にブロック造りの祠が南面して鎮座するとのことです。確かに南面して鎮座しておりますが、ブロック造りではない・・・と思ったら基礎はブロック造りでした。

神額「保食宮」

本殿内両脇に種類の異なる御神馬。

一体はガラスケース内にあります。御神体と思しきものは見当たらず。

日露戦役紀念と刻まれた高さ30cmほどの石。

絵馬。



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