弘前市坂元山下。
前回の記事:『白蛇神社 ・ 光明真言庚申塔 (弘前市小沢)』
白蛇神社…『この神社の創建時期は定かではないが、今から約350年程前の「津軽知行高之帳」によれば、平賀郡の中に坂元という村名があり、そこの氏神様として久渡寺の北の日寄山に創立され、その後、現在地に移建したと伝えられている。江戸時代には、当時津軽藩の領内で流行した疫病の沈静を願い、村人達が詣でたといわれている。なお、神社境内にある板碑は、約230年程前に建立されたもので、平成5年に弘前市の有形民俗文化財に指定されている。』

恐らく以前は無かった地蔵菩薩堂。建物もかなり新しい感じでした。

堂内。向かって右手に地蔵菩薩、左手に「神力」(力神!?)という金剛力士のような像がありました。
境内の御神木が伐採されて、以前とはかなり雰囲気が変わりましたね。


社殿の周りもすっきり。
光明真言庚申塔一基(市指定有形文化財、平成5年4月26日指定)…『密教では、神秘性を保持するために梵字を翻訳せずに読誦(陀羅尼)するのが通例であるが、光明真言もその一つでこれを誦することによって一切の罪障を除くと言う。石塔の光明真言は、円形を描き下から左回りに二十四の梵字を連ねる。近世に入り講集団によって光明真言塔の造塔を各地でみたが、弘前市ではこの一基のみ確認されているだけである。本碑は、安永2年(1773)の紀年名を有し、碑面上部に光明真言を、中央部に不動の種字(梵字)を薬研彫で刻し、修験の介在を窺わせる。また、頂部を三角に、石碑表面を整形するなど本格的板碑形式を踏襲するものである。管理者坂元町会、弘前市教育委員会』

光明真言庚申塔。総高122.5cm(塔身107.5cm、台座15cm)、安山岩。
安永二癸巳七月三日…

いや、二日かも。ちょっと判読しにくいです。

下部には名前が刻まれています。
庚申・二十三夜塔(明治23年10月24日)

狛犬一対(昭和17年旧2月1日、初老記念)



拝殿内。

本殿。



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