秋田県鹿角市花輪中花輪。崖上は鹿角市立花輪小学校のグラウンド(花輪館本丸)となっています。
花輪町真景図。本勝寺の横に花輪館搦手口(通称館坂)がありますが、そちらは花輪館跡(花輪小学校)へ続く坂道です。新町愛宕神社に行くには、本勝寺と旧鹿角郡公会堂(鹿角市歴史民俗資料館)の間の道を進みます。花輪町真景図では参道入口に鳥居が見えますが、現在は鳥居もその痕跡も無いので間違わないようにしてください。
旧鹿角郡公会堂の裏手は花輪館跡で、そこを少し上った場所に新町愛宕神社が鎮座しています。
参道途中にあった崩壊した石灯籠。
すぐに鳥居(昭和48年8月・新町々内)が見えてきます。
鳥居と拝殿の位置関係はこのようになっています。
愛宕神社は火除け・火伏せの神として知られており、御祭神は迦具土神。地蔵信仰とも結びついており、本地仏は勝軍地蔵、 悪業煩悩を払い戦勝を授ける神としての信仰も集めていました。一般には火防のほかに、塞の神や境の神として疫病除け及び村境守護としても祀られていました。新町愛宕神社もまた迦具土神を祀っており、4月壬辰の日の祭礼にて火伏の神事を行います。花輪町内は昔から火災が多かったそうです。
拝殿向拝。
拝殿向拝神額。
拝殿内。トロフィーがたくさんありました。
狛犬一対(昭和17年5月吉日・新町婦人部)。
社殿横に石碑と末社。
石碑は山林記念碑(昭和39年6月吉日・新町々内一同)です。
末社は不明です。
こちらは本勝寺です。
法華宗本門流。日蓮を宗祖とし、日隆を派祖とする日蓮門下の一派。
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