
『桜松神社(八幡平市)』からの続きです。櫻松神社にて参拝を終え、更に奥にある不動堂(櫻松神社旧社殿)に向かいます。再び灯籠だらけの参道です。
途中の灯籠の横にあった標柱。「盛岡南部第15代藩主南部利剛公御参詣記念」・「于時万延元年庚申八月四日(1860年)」。


「目時東次郎奉納(1997年8月吉日)」・「注 南部美濃守利剛の妻明子(松姫)は、水戸中納言斉昭の娘で、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜の姉である。」。


山門。
パンフレットより…『桜松神社の前にある古い山門。天井や壁には古いお札がいっぱい張られており、盛んだった不動信仰を今に伝えています。』

山門前石灯籠一対(于時享和壬戌6月)。


山門をくぐると縁結びの木があります。
パンフレットより…『樹齢200年を越える杉や松が生い茂る参道を進むと、一帯は広い桜松神社の境内。2本の木が仲よく結び付いた「縁結びの木」は、結び文で願い事がかなうと云われています。また、近くには石の上に積もった雪の解け方で豊凶を占う「三つお供石」があります。』
縁結びの木の下にある狛犬一対(昭和2年旧4月3日・願主三戸郡浄法寺村太田、小野スミ)と小祠。
苔がいい感じです。
参道。
右手は大きな岩壁。
参道(下の写真)を右に行けば不動堂、左に下れば不動の滝です。
狛犬一対(昭和12年旧4月3日)。
不動堂へ。
不動堂。
パンフレットより…『滝に隣接する岸壁の下には、桜松神社の古い社殿がありまs。その昔、松の木に桜が咲いたのを見て村人が驚き、吉兆として崇めたという言い伝えにより、桜松神社と呼ばれるようになりました。中には延享元年(1744)の棟札があるほか、豊作や健康を祈願する絵馬が多数奉納されています。現在は参道の横に新しい社殿が建立されています。』
不動堂内。
不動堂正面から岸壁を見上げるの図。
不動堂前の巨石と手水石。これが三つお供石なのかな。
不動堂前の大黒様と恵比寿様(左の大黒天は昭和18年旧4月3日奉納。右の2体は平成19年3月1日法王。)。

不動堂付近の小祠と鶏が彫られた石碑。


不動堂の岩壁を少し上った所に何かが見えます。
『此処の上に龍神様(蛇・巳)を祀ってあります。平成19年5月吉日』

気を付けて上りましょう。


龍神様。
岩壁の穴の中に祀られています。
龍神様前から先程の参道を見下ろすの図。
不動堂前に戻ります。

不動堂の先にも道が続いていました。何かがあった痕跡も見えますが立入禁止でした。
崖崩れでもあったんでしょうかね。
ってことで、参道を少し戻ります。
分岐を下って不動の滝へ。

先程の立入禁止の先の岩壁。

岩壁の穴に何かが祀ってあるのが見えましたが何かはわかりません。
安代町指定名勝不動の滝(昭和46年4月21日指定・安代町教育委員会)。

滝前の橋を見下ろすの図。


不動の滝。
不動の滝の横に祀られている不動明王。
周囲の岩と同化しているので、滝に見とれていると意外に見逃すかも知れません。
もう少し下って橋へ向かいます。
ここからだと飛沫と光の反射で不動明王は見えませんね。
三段からなる不動の滝は日本の滝百選の1つに数えられるほか、岩手の名水二十選にも選ばれている名勝です。
高さは約15m。深い緑と白のコントラストは一幅の絵画のようです。
不動の滝はかつて修験者の道場であったといわれ、森閑とした一帯には今なおその雰囲気が漂っています。
不動の滝を後にします。
橋の先には遊歩道が続いています。

名残り惜しく、不動の滝を振り返るの図。
名残り惜しく、不動の滝を振り返るの図Ⅱ…とか言って実は2周しております笑
滝が見えなくなりました。
なぜ2周しているかというと…

1週目は参拝メイン、2週目はコケ(苔)メイン!
渓流沿いの遊歩道は森林浴や四季の散策に最適です。随所にベンチなどもあります。


渓流が気持ちいいです。
美しく咲き誇るカタクリや…
キクザキイチゲを華麗にスルーして…
コケ観察。ルーペでお見せできないのが残念です。

昨年、スギ苔の苔テラリウムに見事失敗した私。
思っていた以上に難しかったです。終盤には急に生えてきた白くて細くて小さなキノコの方が元気でした。
タマゴケ。
次はタマゴケに挑戦します!ってことで2週目終了。
以上、八幡平市の不動の滝・櫻松神社でした。

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