弘前市前坂箱崎。弘前市立高杉小学校の南方、弘前市立高杉公民館の北方。

手水石。

江戸期の前坂村は津軽郡鼻和庄のうち。弘前藩領。村高は「貞享郷村帳」205石余、「貞享4年検地水帳」137石余(田103石余・畑屋敷33石余)、「寛保高辻帳」「天保郷帳」ともに205石余、「旧高旧領」202石余。集落は西浜街道沿い及び三世寺村へ向かう小道沿いに発達。「貞享4年検地水帳」によりますと小字に「赤井・船山・箱崎」があり、反別は田15町1反余・畑屋敷13町4反余(うち屋敷8反余)の計28町5反余。他に開発場として田畑地4町6反余があり漆木1,447本。元禄3年には高杉組に属し村位は下でしたが、享保12年に村位は中に上昇。江戸末期の御道書明細によりますと、戸数22・人口141(男74・女67)、駒40。

当神社の由緒等については調べておりません。

拝殿内。正面神棚は三社造りです。
社殿裏へ。社号標でしょうか。「奉納保食神社 昭和55年9月10日建 前坂町会」とあります。新しいですね。

石塔。

1基は庚申塔。安政2乙卯年2月24日かな。

もう1基は猿田彦大神。天保3壬辰年。



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