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青森県むつ市脇野沢。近くには小沢寺もあります。村の中央部を流れる田の沢川左岸の字平地に鎮座。かつてはここが村の東端でした。境内敷地は130坪で道路に面して鳥居が一基。
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手水舎(昭和59年1月)。
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石燈籠一対。
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4.5
狛犬一対(支那事變記念奉納・昭和16年9月3日)。
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5.4
5.8
草創は正徳6年。本村の別当が神職を務めますが、昭和50年頃まで宮守りとして俗人別当がおり、当社をはじめとして、稲荷神社・薬師堂・観音堂の祭りを司っていました。祭日は正月14日・4月14日・9月14日及び8月14-16日は祭典として恵比須山と神楽が村の中を渡御。第二次世界大戦中は弾除けに御利益があるといわれ、出征兵やその家族らが近郷近在から参詣したそうです。
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小沢の獅子舞(小沢神楽)は東通村目名において伝承されているも年代は不明。現在は奉神会の手で保存され、小沢八幡宮祭典及び御祭礼の時に奉納されています。
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拝殿内には八幡宮の他、恵比須様・権現様・オシラ様・石神様が合祀されています。左側にある恵比須様は夏の祭典に恵比須山に載せられる高さ約1mの神像です(※見えませんでしたが)。右側に祀られている権現様とオシラ様は上宿であった山本久治宅に祀られていたもので、流行病の際にこの上宿が避病院に用いられたために神社に奉遷したといいます(こちらも見えませんでしたが)。
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当村では神官は別当と呼ばれますが、修験者が別当職として勤め、明治の神仏分離により復飾(還俗)して神官となった人の子孫。修験が下北すべての社堂の別当職を勤めていたわけではなく、修験の所管によらない社堂もあり、これらは俗人別当により管理されていました。社人持社堂は80以上あり、当村ではこれに該当するのが小沢で、五左衛門という社人が稲荷社・八幡宮・地蔵堂を管理していました。彼らはその祭祀の行使の際に、修験に儀礼の実施を依頼するようになったとされ、伝承では川内の修験が小沢の祭祀を行っていたそうです。明治になり、本村の別当渡部氏が小沢の別当を勤めるようになってからも、小沢には宮守りとして俗人別当がいたと考えられ、昭和46年に亡くなった山本熊次郎とその父清次郎が2代続けて社堂の管理にあたっていました。
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神社庁によりますと、御祭神は誉田別尊。例祭日は8月15日。正徳6年(1716)勧請の申し伝え、由緒は不詳。旧号より「八幡宮」を安置。明治6年5月村社列格。昭和11年6月神饌幣帛料供進神社。昭和21年6月15日宗教法人令による届出。同25年6月21日国有境内地譲与許可。
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拝殿唐破風懸魚・蟇股・木鼻等。
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境内社の大山神神社。
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同じく境内社の薬師堂。
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