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青森県十和田市大字三本木千歳森。古稲荷神社とも呼ばれているようです。現在の三本木稲荷神社の起源となる神社です。近くには蒼前神社及び七郷稲荷神社(十和田市三本木間遠地)、大清水神社(大清水大明神/十和田市三本木北平)などがあります。土手山のケヤキも近いですね。
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地図等に掲載されている神社ですが、参道入口はわかりにくいです。私が確認したところ参道入口は3ヶ所あり、正面参道は県道10号(三沢十和田線)、七郷入口にあるタイヤ館十和田やセキノ興産十和田営業所のやや南。県道10号から西方を見ると遠くにこんもりとした森が見えるところです。こんもりとした森が鎮守の森とお考えください。
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上の写真は社殿から見て北側の参道。下の写真は南側の参道。
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森の中なので周囲の風景はすべてこのような感じ。
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南側の参道から来ると下のように社殿が見えてきます。
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正面参道。この先が県道10号(三沢十和田線)。
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正面参道鳥居。
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小祠。
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棟札には「先在森金比羅」「昭和四年旧三月十日」とありました。ってことで金比羅宮でしょう。
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正面参道鳥居。壊れています。
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正面参道。
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正面参道鳥居。
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傾いてるというより、そもそも柱の木が曲がっています。
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正面参道を振り返るの図。
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千歳森稲荷神社は古くから地域の信仰を集め、三本木原開拓で新町・稲生町ができると明治6年(1873)遷宮され、三本木稲荷神社の本宮となっています。境内には大きな塚があり、このあたりにいた「せんざい子」という巫女を祀ったものと言われています。塚には「せんこ」という狐が住みつき、この狐が三本木の村人に耕作の仕方を教え、三本木原開拓を成功に導いたという言い伝えがあります。
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鳥居と社殿。
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狐一対。
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拝殿内。
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本殿。
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平太鼓。
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千歳森稲荷大明神…『五穀豊穣、商売繁昌の神として信仰された宇賀御魂命(うかのみたまのみこと=倉稲魂神)。ここのお宮の創建年代はわからない。寛文・元禄・文政の絵図になく、少々「三本木開拓誌」に記されている。むかし昔三本木平には多くの狐が住んでおり人々を騙すことが巧であったことが、菅江真澄「いわての山」、南部徘書「俳諧たねいち山」など昔し話に数多く伝えられている。おもな老狐は三本木平「さんこ」鴆ノ平「つるこ」、白上「白藤」。さんこも騙し悪戯やって困らせ村人は神様にしてお宮を建て祭るからと祠を作った。新渡戸伝は稲生川上水に難工事で困りはててこの宮に詣りしたら、稲荷様のお告があり、狐の足跡を堀って安政6(1859)年上水。今から141年前であった。三本木平開発は計画以耒10年、着工3年7ヶ月で完成。慶応元(1865)5月御神輿を京都から野辺地へ、ここから牛で運び七戸より人で担いで元町の山崎本家に着く。同年7月正一位を受ける。明治6(1872)年稲生町(現在地)に移転。平成12年6月吉日山崎栄作識』
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左が千歳森稲荷奥の院、右が社殿から北側の参道。
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千歳森稲荷奥の院鳥居。
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鳥居額束。
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奥の院参道。
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柵に囲まれているのが塚です。
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塚。
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塚の一部に奥の院。
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鳥居は千歳森稲荷神社社殿と反対向きになります。
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覆屋。
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奥の院。
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