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六戸町犬落瀬柴山。舘野熊野神社境内の大鳥居の東方に鎮座しています。間口2間半、奥行3間半の平入切妻屋根。鳥居額束いは「若宮大明神薬師如耒」とあります。
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元々は押込の水田地帯の中にポツンと鎮座していました。近くの相坂川の水害に悩まされていた地区で、近くには水も湧いており、水との関わりが非常に深い霊場で、水神である蛇神も若宮大明神といって薬師様と合祀していました。現在地に遷座したのは昭和54年の秋で、当時の社殿(大正14年修築)をそのまま移しました。現在の社殿は平成3年3月23日に増改築したものになります。旧暦4月8日、旧暦9月8日が祭日で、戦前までは「目くされ薬師」と呼ばれて、犬落瀬のほとんどの人が参拝するほど賑わったそうです。その頃は境内の湧き水にて目を洗っていました。また、昭和50年頃までは「おこもり」といって、神社前に晩から泊まりこんだりもしましたが現在は行われていません。
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中央祭壇の石柱(高さ53.5cm、幅23cm、奥行13.5cm)には「奉納若宮明神同薬師」「大正七年四月八日田中市太郎」と刻まれ、御神体となっています。元々の御神体は薬師像でしたが紛失しています。両脇には内御堂があり、向かって右は薬師様の棟札(薬師瑠璃光如来御堂壱宇新築)、左は若宮大明神の棟札(水天明神御堂一宇新築)が納められています。外陣に掛けられた多くの「カネノウ」の中で最も古いのが「奉納薬師如来文久三年癸亥四月八日敬白田中平十郎」と墨書きされた麻布の2枚のカネノウです。
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