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秋田県湯沢市上関鍋ケ沢。彌陀八幡。東鳥海山麓、上関字鍋ケ沢の阿弥陀堂境内にある板碑の紹介です。なお、近くには建武元年碑1基と建武二年碑2基もあります。
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上関村は江戸期に出羽国雄勝郡のうち。秋田藩領。慶長年間に関村が上関村・下関村に分村したといいますが枝郷名としてであると思われます。正保国絵図では関村として図示。享保郡邑記では関村の枝郷として記しながら、享保の郡村改めで寄郷の上関村が成立したと注記。畑地の多い村で野菜などの産が多い地でした。村鎮守神明社のほか熊野社・湯殿山社・阿弥陀堂及び修験玉性院があります。
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彌陀八幡鳥居。
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鳥居神額。
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阿弥陀堂境内の板碑標柱(昭和46年3月15日指定)。
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手水石。
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阿弥陀堂(彌陀八幡堂)。
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板碑5基(湯沢市指定有形文化財)。
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5基のうち3基に正和5年(1316)、貞和3年(1347)、延文5年(1360)の紀年を刻みます。
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鎌倉時代後期の正和5年碑。高さ125cm、幅58cm、白色安山岩。上部の月輪にアーンク(胎蔵界大日如来)、その下に紀年を刻みます。
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無紀年碑。高さ68cm、幅37cm。種子、銘文、紀年とも不明。
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無紀年碑。高さ49cm、幅29cm。種子、銘文、紀年とも不明。
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貞和3年碑。高さ52cm、幅46cm、安山岩。上部にキリーク(阿弥陀如来)、その下に紀年を斜めに刻みます。
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延文5年碑。高さ88cm、幅34cm、板状砂岩。上部にキリーク(阿弥陀如来)、その下に銘文と紀年を刻みます。貞和と延文は南北朝時代の北朝の年号です。
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