青森県八戸市沢里古宮。
古宮神社すぐ北方の羽仁記念館前バス停(羽仁もと子記念館八戸友の家)にあった社です。
由緒等は調べておりません。かつて広大な社領を有していた正一位白山宮(白山神社)の末社と関係するのかもわかりませんでした。白山神社の説明によりますと「白山宮で鎌倉時代・文永の頃に鎮座した白山宮の参拝坂、男坂・女坂の登り途中の所々に末社の祠があり祀っていました。それは、現古宮の場所であり、現在はこの現在地に遷宮しております。」とあります。そして末社の稲荷神社が現境内に鎮座しているのは確認済みです。
石が祀られています。紀年銘もありますが暗くてよく見えませんでした。正面にはたぶん「三吉稲荷大明神」と刻まれております。力石のような形をしていますね。
ってことで、関係ないかも知れませんが、根城一丁目にある枡形稲荷神社の話をちょっと…枡形稲荷神社大祭では草相撲が奉納され、境内には三吉石を祀る俗称「三吉さま」という小さな社があり、これは秋田の三吉神社に由来するものですが、そこに木村千代治の力石があります。岩手県北にある観音林近くの横枕で生まれた岩ヶ関金太夫という相撲取りが三吉さまと相撲を取り、三吉さまが竹のまわしをしていたので、指がとれたという伝承があります。石の形状と「三吉稲荷大明神」であることから力石なのかな?と感じただけで余談でございます。
八戸の稲荷信仰については、市内にかなりの数の祠があり、屋敷や神社、集落の産土神に合祀されているようです。
コメント