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秋田県仙北市田沢湖梅沢東田。一之鳥居(一之鳥居付近には大きな「金峰山」の石碑等があり、山岳信仰がここに根付いたことを示しています。)はかなり離れた場所にあります。二之鳥居(笠木が崩れる恐れがある為二之鳥居付近は立入禁止。くぐらなくても参道は進めますが。)から仁王門までも結構な距離(約700m)があります。鎮座地の住所は仙北市田沢湖梅沢蓮池観音堂下。
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社号標(昭和18年7月)には「蓮池金峯神社」とあります。
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鳥居脇の出羽三山碑。紀年銘等は蔦で見えず。
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参道。奥には三之鳥居が見えていました。
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こちらの石碑はよく見えず。庚申塔かな。上部は梵字。
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参道の脇に巨木がありました。
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その巨木いは標柱が立て掛けてあったので、巨木の説明かと思いましたが、「菅江真澄の道(金峰神社)」の標柱でした。
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菅江真澄の道(金峰神社)…『文政12年(1829)夏。真澄絶筆の地(大石家文書)。或古記に梅沢邑四十四代元正天皇御宇霊亀2年3月17日金峰山一蓮寺云々』
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何と絶筆の地。
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秋田県天然記念物「金峰神社スギ並木」…『四の鳥居から仁王門をへて拝殿にいたる参道のスギ並木は、昭和59年3月10日に秋田県天然記念物に指定されています。樹齢約400年にもおよぶ老杉が、2列に敷きつめられた石畳をはさみ右に40本、左に41本並んでおります。直幹で樹高30メートルにも達する巨木が、天空をおおって立ち並ぶ景観は、まことに壮大であります。栽植の歴史は明らかではありませんが、株間や成長に差異がみられることから、萌芽による天然性のものと推定されております。数少ない県内の代表的なスギ並木として、また、付近一帯の叢林とあわせて、扇状地に接する丘陵末端部の天然林として学術的にも貴重な資料といえましょう。以前は、三の鳥居からずっと続いておりましたが、太平洋戦争の際、軍用材として伐採されてしまい、今では、残された伐根がその名残りをとどめております。昭和59年10月田沢湖町教育委員会・金峰神社』※平成30年9月4日の台風21号により右の杉が1本倒木。
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さて、歩いて行きたかったのですが、既に時間的に薄暗くなってきていたので、仁王門近くまでは車で行くことにしました。よって二之鳥居から仁王門前の鳥居(四之鳥居)までは省略いたします。秋田県天然記念物のスギ並木も仁王門の先です。仁王門近くまでは舗装された道があり、車で行くことが可能です。広い駐車場もあります。駐車場手前には町立蓮池農村公園もあります。
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ってことで、二之鳥居から一気に四之鳥居までワープ。
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四之鳥居前の池。
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手水舎として機能しているようです。
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金峰神社のスギ並木標柱。
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四之鳥居から先はハチがいるので関係者以外は通行禁止とのこと…参拝できないじゃん!山だからハチくらいはいるでしょう!
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ってこと仁王門へ。
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蟇股部分にいる二体の像は建築力士像(力持像)。どうやら一対(阿吽)のようです。小さいけど筋骨隆々でございます。金峰神社拝殿・仁王像一対と共に仙北市指定文化財(昭和52年7月31日)です。
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かなり個性的な仁王像でした。杉の巨木一本で彫刻された仁王像とのことです。高さ3.8m。
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阿形。
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吽形。
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案内板「金峰神社」より…『神社の由緒によれば「元正天皇養老2年3月18日、梅沢手習石山に創立、大同元年に社殿が炎上し、蓮池観音堂に建立。此の地に池ありて常に白蓮生ずる故に蓮池と云い、本宮を蓮池観音と称した。更に建久の年現在地に遷宮した。」とある。拝殿は宝暦2年7月建立、本拝殿兼用であったが大正10年に本殿が建立された。仁王門は安政4年6月建立。安置されている仁王像は1本の杉の巨木で2体の仁王像を彫刻したもので、いずれも仙北市文化財に指定されている。古くから牛馬畜産の神として広く崇敬され、仁王の股を三度くぐらせると小児の健康増進に霊験があるとされている。うっ蒼たる参道スギ並木は昭和59年3月、秋田県文化財に指定されている。仙北市教育委員会』
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参道には樹齢350~800年以上の老杉が並びます。
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秋田県天然記念物のスギ並木です。ちなみにスギ並木に入ると蜂がブンブン飛んでいました。被害はありませんが、もしかしたらスズメバチだったかも知れません。大きくて凶暴でした。憶測ですが地面に巣を作っているように感じました。注意喚起の看板は守らないとダメですね!
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このスギ並木は仙北市田沢湖梅沢字大舟指市国有林に所在しており、参道の左側に41本、右側に39本(案内板では40本。なお、平成30年に右側1本倒木)。高さは約30mに達し、天空を覆うように立ち並んでいます。幹囲りは1mから5mあり、推定樹齢は100年から400年とも言われています。中には小径木や朽ち株も多く、樹木の間隔も不揃いであり、植栽の歴史が明らかでないため、萌芽によった天然生の説もあります。また、本殿境内の西北側一帯にも落葉広葉樹を混えた同様の幹囲りのスギを主体とした森林があり、丘陵地における天然林として学術上貴重であることから秋田県の天然記念物に指定されており、また、風致保安林として保存されています。
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2列に敷きつめられた参道の石畳はコケで滑りやすくなっていますので注意してください。
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スギの間から社殿が見えてきました。
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五之鳥居。
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獅子鳥居寄附者名碑(紀元2600年)。
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手水舎。
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狛犬一対。
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苔生しております。
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紀年銘は昭和15年。やばい!日が暮れる!
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御神木。かなりの大きさです。
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池。
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石灯籠二対(大正5年4月・雪見灯籠は未確認)。
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社務所・参集殿的な建物。
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金峰神社の御祭神は安閑天皇、宇気母智神、天照皇大神、與田別命、息長足姫命、武内宿祢命、加武呂命、菊理姫命、崇神天皇、大物主命、大山祇命、別雷神、伊邪那岐命、伊邪那美命。
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元正天皇養老2年(718)梅沢手習石山に創立。大同元年(806)社殿炎上し蓮池観音堂を建立。この地に池があり、常に白蓮が生ずるので蓮池といい、本宮を蓮池観音と称しました。建久年間(1190-1198)現在地に遷宮。
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古記によりますと『本社ハ養老二年三月十八日建立、後城主梅沢家ヨリ田地五百刈寄付、後梅沢氏羽前新庄ニ転封セラレシ後ハ角館城主芦名家ヨリ毎年知行アリテ祭事ヲ修メ、芦名氏亡ビシ後ハ藩主佐竹公ヨリ世々社領十石ヲ寄進セラレタリト』あります。また「梅沢正観音金峰山蓮池社」とあり、明治官制の際に金峰神社と改称。明治44年に字森腰神明社外12社を合祀。同年村社に列格、大正11年神饌幣帛料供進神社に指定。
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41.5
例祭日は8月18日。毎年8月18日の例大祭には「梅沢ささら」(市指定無形民俗文化財)が奉納されます。
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現在の社殿は拝殿が宝暦2年7月(1752・市指定文化財)、本殿が大正10年、山門が安政4年(1857・仁王像及び建築力士像(力持像)が市指定文化財)建立。
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屋根に亀甲花菱の家紋。
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拝殿内。
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両脇には白い御神馬。その他多くの立派な絵馬が見られました。
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拝殿前石灯籠一対(伊勢両宮十回参拝記念・昭和12年4月吉日)。
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拝殿前石灯籠一対。
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境内にあるこちらの建物は…
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毘沙門天。天邪鬼も見られます。
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