1
弘前大学文京キャンパス内。
2
2.5
三基並んで建立されています。
3
他の二基は旧官立弘前高等学校創立40周年記念碑と永澤誠蔵先生頌徳碑です。平成元年8月、弘前市制100周年に合わせ「旧官立弘前高等学校創立10周年記念碑」と「旧官立弘前高等学校創立40周年記念碑」及び「永澤誠蔵先生頌徳碑」の三基が、現在の人文社会科学部の中庭に移設されました。その後、旧制弘前高等学校同窓会の寄附により中庭の環境整備が行われました。
4
この三基の石碑の中で一番小さな碑が「旧官立弘前高等学校創立10周年記念碑」になります。
5
碑面中央には「聊表銜環情」と刻まれています。『聊か銜環の情を表わす』と読まれる五言句。聊(リョウ)とは「いささか」とか「なんとはなしに」、「銜環」(ガンカン)とは「恩に報いる」という意で、わずかですが恩に報いる気持ちを表しますということ。後漢の楊宝(ヨウホウ)が黄雀を救って白環(カン:◎型の輪の形をした玉)四枚を賜ったという故事によるものです。
6
碑面左に「拾年勤続者建之」とあり、昭和6年(1931)10月6日、官立弘前高校の創立10周年を記念し10年以上の勤続者によって建てられたものです。右側には「昭和6年10月6日為記念植樹」とあり、記念碑の側に桜の木が植えられたことが記されています。桜の木は現存。
7
裏面。
8
四角い部分には何も彫られていませんでした。もしくは完全に読み取れない状態です。
9
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 東北情報へ