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秋田県大館市二井田小石台。県道52号線沿い。大館警察署大館南駐在所近く。
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鎮守の杜の割に神社は小さめなので気付きにくいかも知れません。
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一之鳥居跡。
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由緒等はわかりません。
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以下私の憶測になりますが、三浦稲荷神社の三浦とは恐らく三浦八右衛門かと思われます。嘉永6年(1853)頃、山本郡鵜川村(現八竜町)の大地主の家に生まれた三浦八右衞門は二井田村大石台、小石台地区及び下流にある真中村の一部の原野開墾を企てて、従来の二井田堰を拡幅。更にその水を犀川へ合流させると共に、村の西側にあった用水路(後の三浦堰)を拡幅し、開墾地域への灌漑にあてました。当時は反対する村人もいたり、冷害続きにより餓えで亡くなる人があるなどして工事は難航。三浦八右衛門(工事の途中で病死)は佐竹藩に工事の協力を要請し、それを引き受けた藩と八右衛門の意志を受け継いだ息子の三浦富吉により、約6年の歳月を経て安政5年(1858)に三浦堰が完成。三浦八右衛門の住んでいた土地は「三浦」と呼ばれるようになり、これが現在の三浦集落の始まりで、八右衛門が造った用水路を三浦堰、また、開拓された田を三浦水田と呼ぶようになりました。この地域の農業に貢献した三浦八右衛門・三浦富吉、そしてそれによって発展した当地域の農業の五穀豊穣等を願い祀られたのが当稲荷神社ではないかと思われます。
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御神木に注連縄がかけてありました。
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手水舎。
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石灯篭一対。
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9.5
石祠。何かはわからず。
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