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日光二荒山神社(Nikko Futarasan Shrine)』からの続きです。良い縁狛犬の先は神苑。拝殿の左手奥にある本社境内。有料でしたが、美肌の御利益があるとされる二荒霊泉があるので致し方ありません。
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末社の日枝神社。御祭神は大山咋神で峰入行者の守り神。山の神様・健康の神様です。社殿を一周して鈴を鳴らしてお参りすれば足腰や健康に御利益があります。国指定重要文化財。
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嘉祥元年(848)創建、慶安年間再建。一間社、入母屋、妻入、銅瓦葺。
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幸運招き桜。後ろに萬度(針石町・江戸時代)。萬度は万灯ともいい、あんどんの一種。家体といっしょに、弥生祭に灯してかつがれたもの。
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高野槙。
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樹齢約千年。伝弘法大師御手植。
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神輿舎。
8.5
素木入母屋造。元和3年に東照宮の仮殿拝殿として造営されたもので、日光山においては最古の建造物とも云われる貴重な建造物。入母屋、銅瓦葺、平入、素地造。国指定重要文化財。
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神輿舎の正面右側側面の縁の上には「運試しの輪投げ」がありますが、中々盛り上がっている団体が居座っており、運試しできませんでした。3つの輪を投げて運気を占う輪投げです。他にも良縁を占うお菓子占いなどがあります。
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弥生祭に使われる神輿三基があり、本来ならば3基とも正面から見れるようになっているようですが、蔀度が破損しており左右の神輿は見え辛くなっていました。
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10.5
唐銅燈籠。正應5年3月1日奉納。唐銅製春日造。国指定重要文化財。俗称化灯籠。夜になってからこの灯籠に火を入れるとすぐに燃料の油が尽きて火が消えてしまい、何度やっても同じ結果となるそうです。また、灯籠を灯すと周りのものが2重に見えたり、灯籠そのものが様々な姿に変化したともいわれます。警固の武士たちはこれを怪しみ、毎晩のように刀で斬りつけた末、灯籠は通常通り機能するようになったと伝えます。現在でも灯籠の受け皿には無数の刀傷が残されています。化け灯籠の怪異の正体は、暗闇の中で灯籠の火が風に揺らめく姿が不気味に見えたため、もしくは灯籠の油をモモンガやムササビが嘗めに来たものとの説がありますが真相は不明。
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拝殿と本殿の間(渡殿)から参拝。
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神様に一番近い参拝所になります。
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残念ながら本殿は修理中でしたが。
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この記事がアップされる頃には修理が終わってますね。
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神様に一番近い参拝所からは天保3年5月奉納の狛犬も見えますが、近寄れないため、ほぼこの角度でしか見ることができません。しかも吽形のみです。
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大国殿。延享2年建立。宝形造、檜皮葺、桁行3間、梁間3間。国指定重要文化財。
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御祭神大国主命。
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大黒殿内。日本で唯一、手で福を招く大国様を祀っています。絵の前に置かれた金の小槌を振って願い事を祈願します。
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天井も鮮やかですね。
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内部には大黒様にまつわる資料や絵が展示されています。写真は「宝刀大太刀太郎丸」(栃木県文化財)。「福を呼ぶ・幸運を呼ぶ!開運大太刀」と紹介されていました。南北朝時代(14世紀)の作。総長260.5cm・刃長179.2cm・茎長81.3cm・重さ7.2kg。
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大黒殿前にある大国田道間守。お菓子の神様。田道間守(多遅摩毛理)の神話については省略。平成16年4月建立。
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円石。人の心の角を取って丸くしてくれるといわれ、撫でれば長寿祈願となります。
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「人の心も丸く 角たてず おだやかに生きれば 自然に 人は幸せになれます」とあります。
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見学スペースがあり、修理中の御本殿を2階から拝観できるようになっていました。
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本社境内第一の巨杉(御神木)。樹齢約700年、太さ6.35m、高さ約60m。杉の横の鳥居の先には縁結の笹や子授け・安産の石があります。縁結びの笹はあらゆる良い縁を結ぶという笹で、良い縁結び札に願いを書き、結び所に結んで祈願します。
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朋友神社。「みともじんじゃ」と読みます。一間社流造、檜皮葺。創建不明。元は十八王子と呼ばれていたもので、庇の蟇股ほか一部旧材を再利用して宝暦9年再建。国指定重要文化財。
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御祭神は少名彦名命。例祭日5月15日。学問・知恵の神。
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智恵カエル。カエルを撫でて知恵を授かりますようにお祈りしてください。
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日光銭洗所。浄化のほか、再生や幸運をもたらすといわれています。お金を入れるお守り袋もあります。
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弁財天。
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御神木胎内くぐり。樹齢550年の御神木です。
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神話の絆杉。宮崎県の高千穂神社の樹齢800年の御神木の枝を挿し木して育てたもので、九州の在来品種「メアサ」と言われます。
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35.5
神話の絆杉の横に高天原。
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36.5
高天原。例祭(弥生祭)の前日4月16日午前9時半、滝尾神社の姫神の神輿を本社・本宮の主神と御子神の神輿が迎え、この場所で三神輿出会いの儀式である高天原神事が行われます。その儀、八乙女(巫女)が三神輿にそれぞれ神酒を捧げ、古く伝わる「御前神楽」を奏して神々を称えます。
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注連縄で囲まれたエリア内は神聖な場所(禁足地)なので立ち入ってはいけません。縄の中に手をかざしたり、深呼吸をすることでパワーを取り入れましょう。
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二荒霊泉へ。眼病に効くという御本殿裏の恒霊山に湧く「薬師の霊泉」と滝尾神社の「酒の泉」の水脈が合わさった霊泉。水を汲んで持ち帰ることもでき、専用のペットボトルも販売されています。霊泉の隣にある茶屋「あずまや」では霊泉を使った抹茶やコーヒーを楽しめます。
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二荒霊泉…『霊峰二荒山(男体山)はじめ日光山八峰の奉拝に起因する当社の境内には、古くから二つの霊水が湧出している。その一つは老杉に囲まれた本社背後の恒霊山中の洞窟からほとばしる「薬師の霊水」で眼疾に霊験ありと伝えられる名水。もう一つは恒霊山につづく別宮滝尾社の清流天狗沢のほとりに湧く「酒の泉」で、酒家の尊崇をあつめる霊泉である。この二つの貴重な真清水を本社境内西神苑のこの地に導き「二荒霊泉」と名づけた泉を築いて拝載に便することとした。老杉の聖域で御霊水をいただき二荒山大神の広大深重なるご神徳をお受けください。(ご霊水の水質は、無色透明、水温12度、菌類0、硬度26.68で飲料に適する)昭和46年10月吉日二荒山神社』
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智恵の水・酒の泉・若水。知恵がつき、眼病に効き、若返る!
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清水比庵歌碑。
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清水比庵歌碑一…『「春風の二荒のやまはおほらかに雲井にそびえ、またはかくるる」喜寿清水比庵。清水比庵は、本名秀。明治16年岡山県生まれ。昭和5年、日光町長、昭和33年、初の日光市名誉市民。短歌の会「二荒」「窓日」を主宰。歌人であり書家・画家でもある。昭和50年10月、93歳で死去。碑は、当初旧日光公会堂前に建てられたが、後現在地に移転。昭和34年春、日光市名誉市民に推戴されたことを記念して、清水比庵先生歌碑建設委員会が建立。日光文学碑散策路 昭和61年設定 日光市』
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若子神社(境内摂社寂光滝鎮座)遥拝所。御祭神は下照姫命。例祭日は10月30日。
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若子神社(日光二荒山神社摂社)…『御祭神:下照姫命。例祭日:毎年10月30日。信仰:和歌の祖・芸能上達・悪疫退散』
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日光連山遥拝所へ。
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日光連山遥拝所。
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石を使ってミニチュア風に再現されているようです。
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ピカピカに輝いているのは良い縁の剣。男体山の頂上にある剣のレプリカ。長さは2.486m(男体山の標高の1,000分の1)で、重さは約100kgです。剣には邪悪なものを切り祓う霊力があると昔から言われています。この剣は真の誠を授け、良い縁を導くシンボルとして、製作奉納されました。太陽の光が剣に反射したところをカメラに撮れれば良い事が起きるそうです。また、剣の裏側に立って、剣に映る己の顔をカメラにおさめると良い縁に恵まれるそうです。2人で撮ればいつまでも一緒!毎月1日・11日は良い縁剣の日。
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願い事を書いた木のハート絵馬を投げて、ご縁柱に届けば良い縁を授かる良縁ハート投げ。
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50.5
私が歩いた軌跡的には『空烟地蔵・日光山輪王寺行者堂』へ続く。
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