妙見山妙顕大善神は元々府中競馬場の敷地内にあり、競馬場建設に伴い、現在の地に移転したとのことですが詳細はわからず。なお、由緒等も調べていません。
ニンジンがお供えされていました。隣りの馬頭観音等と同じくこちらも馬絡みなんでしょうか。
ネットで調べたところ、しゃもじを奉納すると願いごとが叶うと云われており、「おしゃもじさま」とも呼ばれているそうです。宮島杓子や亀戸石井神社のおしゃもじ様を思い出しました。ここでは謂わば願い事を「すくい取る」という意味合いでしょう。
しかし、奉納されているしゃもじを見ると、願い事というより「南無妙法蓮華経」が書かれており、日蓮宗総本山「身延山久遠寺」の力しゃもじ、即ち「悪の心」「邪心な心」を召しとる(飯取る)という信仰の意味合いが強いと感じられました。いずれにしましても日蓮宗との関わりであることは間違いないです。
扁額「妙顯大善神」。紀年銘は昭和11年1月20日。ちなみに東京競馬場ができたのは昭和8年。
扁額「妙顯大善神」。
手水石。
石碑。
中央に「南無妙法蓮華経・ 如世尊敕 當具奉行」「妙顯大善神」、左右にそれぞれ「馬頭観世音菩薩」と「妙讃霊神」の文字が見えました。裏面を見るのを忘れました。
なぜかピエタもあります。
こちらは妙見山妙顕大善神のすぐ隣にある鳥居。
瓢箪型手水石。
こちらは稲荷神社ですが、最上位経王大善神(最上稲荷)かも知れませんね。昔の地図には妙顕神社と記されていました。
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