イメージ 2
岩手県二戸市石切所横長根。男神岩・女神岩(馬仙峡展望台)に行く途中です。車では行けません。奥にはマド岩があります。「タンナイ」様の上にある岩で、穴があいており、くぐることができるので窓岩の名が付いたと云われており、岩の上には山の神の石碑があります。
イメージ 3
丹内神社は非常にわかりにくい場所にありますが、目印はイチョウというしかありませんね。せめて紅葉していればわかりやすいかも知れません。奥山地区コミュニティセンター及び奥山公民館が比較的近いです。余談になりますが、上里と奥山地区の間に茂谷山というピラミッド型の山があります。十和田湖の八の太郎伝説が伝わります。八の太郎は鳥越山と男神岩の間に茂谷山を置いて川をせき止め、大きな湖をつくって住家にしようと山を背負って来ましたが、太郎堂と喧嘩となり、背負い綱を切られ、山を落として十和田湖へ逃げました。茂谷山の頂上には「とのみ様」という祠が祀られており、旧暦9月29日は上里の菅原家ゆかりの人たちがシトギを供えてお詣りするそうです。また、八の太郎がワラジについた土を落とした所をカンコロ山と呼んでいます。
イメージ 4
遠くからでは鳥居も見えません。
イメージ 5
丹内神社鳥居。
イメージ 1
狛犬一対。
イメージ 6
イメージ 7
紀年銘は大正6年旧7月14日。
イメージ 8
イメージ 9
丹内神社は小祠のみです。なお、由緒は不明です(調べていません)。奥山(奥山地区)の氏神で「タンナイ様」として崇敬されます。例祭日は9月28日。
イメージ 10
祠には鈴と鰐口。
イメージ 11
神像もしくは仏像が4躰あるも状態が悪く判断できず。最も小さな像は不動明王でした。
イメージ 12
手水石と石灯籠がそれぞれ一対。
イメージ 13
イメージ 14
更に横にも石灯籠一対と石祠。
イメージ 15
石祠には石棒が1本祀られており、イチョウとの絡みから金勢様とも思いましたが、虫歯の神様であり、昔は歯が痛くなると拝みに行ったそうです。
イメージ 16
こちらの石碑は読めず。※後から写真で確認したら読めそうな感じもします。紀年銘は明治30年7月。
イメージ 17
イチョウ(イチョウ科)標柱より…『樹高30.7m、幹回り5.0m、枝張り31.0m。中国原産の落葉高木で、いたるところで植栽されています。イチョウは病害虫に強く、長命です。老樹になるとこの木のように、枝や幹から乳とよばれる乳房状の突起が垂れることがあります。乳イチョウは出産・授乳の信仰対象とされることがあります。平成9年3月二戸市』
イメージ 18
イチョウ。同種では市内で2番目の太さらしいです。
イメージ 19
イメージ 20
イメージ 3
イメージ 2