
宮城県栗原市築館。芋埣(いもぞね)という地域です。かつては芋曽根とも書き、曽根は石交りの痩地のことをいい、そのような土質から名付けられた地名と考えられます。ギャル曽根が食べても太らないのと一緒です…違う!

参道は山道といった感じです。

さほど勾配もないですし、綺麗にされていたのですぐ着きますよ。

社殿。

見當(みあたり)神社といいます。芋埣三枚田の次郎衛門という人物が祀られているようです。次郎衛門は毎日権現山の松の木に登り、20年以上という歳月をかけて一迫の清水ヶ袋の鹿島堰から芋埣までの用水路の設計図を描き上げたそうです。山から見えない狐崎へは何日も通い、狐崎次郎という地域や次郎沢という沢も現存します(見當神社の南西)。

次郎衛門が亡くなった際に当時の殿様がその業績を称えてお宮を建立し、その三枚田家門の神・佐藤次郎衛門を祀った神社が現在の見當神社になっているようです。ただ、この言い伝えからはどうして「見當」なのかはわかりませんね。栗原市立図書館までは行けませんのでこの辺に留めておきます。

中国獅子といった感じの狛犬一対(平成9年9月19日・佐藤建設)。




シンプルな神社なので一層インパクトがございます。


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