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弘前市五代沼田。旧岩木町。古最勝院の五代(大)尊を安置していたことに因む地名。庄屋紋兵衛書上によりますと、地内に才兵衛地蔵、戦国末期勧請の五大堂、白山堂、蔵王権現堂などが見えます。
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五代尊は仏教における信仰対象であり、密教特有の尊格である明王のうち、中心的役割を担う5名の明王を組み合わせたもので、本来は別個の尊格として起こった明王たちが、中心となる不動明王を元にして配置されたもの。
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堂宇覆屋。
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堂宇。
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不動明王尊。
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案内板より…【近辺の人達から「ゴデショ」と親しまれてきているが、これは、「五代尊」が、「五代所」「ゴデショ」と訛ったものであり、当集落名もこれに由来して"五代"とされた。五代尊とは、真言宗の「不動」「降三世」(こうさんぜ)「軍茶利」(ぐんだり)「大威徳」「金剛夜叉」の五明王を言い、不動明王は大日如来の分身である。明王の中心をなし、降魔招福の仏とされて庶民に広く信仰されてきた。明王の形相が忿怒をなしているのは、教化し難い衆生を救うために如来が恐ろしい形相をしているからである。この地に不動明王が存するのは、津軽領内の真言宗を総轄する最勝院(現在、弘前市内五重塔のある地)が堀越よりこの地に遷ってきたことによるものであり、当不動明王尊は岩木町内に於いて極めて由緒あるものと言える。平成10年12月岩木町・岩木町教育委員会】
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