
大鰐温泉スキー場(阿闍羅山)です。阿闍羅行者修行の径シリーズ!

さて、阿闍羅山に修験道が入ったのは平安時代後期、天台密教の修験者によります。阿闍羅山はその麓を狐森・牡丹森・大高森・ツクシ森など、「モリ」の付く名前の山や丘に囲まれています。これらが山ではなく森と呼ばれているのは山岳信仰(山中他界信仰)に関係していると考えられます。昔は死者を村から離れた山の上に埋葬し、霊が籠もる「もりの山」「もや山」と呼びました。阿闍羅山が仏教の山になっても死者の霊は集り住み、神や仏となって子孫を守り、水神となって村へ帰るのなどの山岳信仰は長い間続きました。同時に平安時代末期から浄土信仰が隆盛になり、この祖霊神の山の阿闍羅山が極楽浄土に往生をさせるという来世信仰の仏の山になりました。阿闍羅山は他界信仰の山であると同時に水神信仰の山でもあります。行者には湧水の清水が祀られており、頂上には小十和田という池も存在します。なお、阿闍羅の名前の由来ですが、これについては史料が存在しないようですが、アチャラ説(不動明王説)、アバラ説(アバラカキャ・五輪塔説)、阿闍梨(アーチャーリャ・アジャリ)説などが伝承されているようです。

大鰐あじゃら公園。

桜がとても綺麗です。


大鰐スキースクール。

阿闍羅山山頂まで4.5km!

少し登って途中で赤倉神社に立ち寄り…

一番休みを目指します。


阿闍羅山山頂まで4.7km!…ふ、増えてる(笑)

大鰐あじゃら公園ラグビー場。

鳥居が見えてます。


一番休み。

鳥居の脇には水が湧いています。

一番休み(近道の井戸コ)…『山岳信仰の盛んなころの阿闍羅山頂への参詣は、東にあたる唐牛から登ることが普通であった。ここは、西側の大鰐から登る近道として開かれたとき、清水が湧いていることから「近道の井戸コ」と呼び、最初の休憩地とした。』

鳥居から少し登ったところに四阿。

阿闍羅山山頂まで4.2km!…よかった。減った(笑)

山頂までは距離よりも勾配が問題です。上級者コースだからね。


『二番休み』へ続く…

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