享保6年(1721)、氏子中により建立。
小高い丘の上に鎮座。
御祭神は大山祇命。
青森県神社庁HPによりますと、七里長浜の砂岩木山の嵐を防ぐ屏風山の植林を鎮護する目的で建立したと伝えられるそうです。また、車力村史によりますと、旧十三街道を通る旅人を山賊たちが襲うことが度々あり、山働きの人々が家運長久、追剥追放、五穀豊穣を祈って山の神を祀ったとあります。
とても広い境内です。まるで城跡のような土地。そもそも車力町一帯が中世の柾子館跡地でもあり、歩いているとかなり起伏の激しい町だと感じます。大山祇神社はかつて車力小学校前の南方(旧青森地方法務局車力出張所裏)の小高い山の上にあったそうですが、昭和8年7月に山は崩されたそうです。享保6年(1721)頃に、車力駐在所の北の丘に移され、更に昭和42年9月に現在地に新築移転。
手水舎。
寛政8年6月に菅江真澄が参詣し、外浜奇勝にて次のように語っています…『行く道のかたわらに大きな鳥居がたっているのに、たいそう大きなわらのはきものがたくさんかけてあるのは、二王尊が祭られてあるのかと、坂をのぼって詣でると、大山祇の社であった。これは何を願って、山ばたらきの木こりたちが手向けをしたのであろうか。』。
狛犬大小三対。
社殿。
社殿内。大変綺麗にされてます。
本殿。御神体の山の神は車力村史で見ることができます。
石造大鳥居寄附者碑。
祝明治百年記念大山祇神社移転新築記念碑。
創立十年記念狛犬奉納碑。
創立満二十年記念石燈籠奉納碑。
車力村有種牡馬北洲號之碑(昭和24年7月12日)。
如月號。
馬頭観世音。
庚申塔。
こちらには…
女神型の水虎様が5基も。
その横の祠2つは空っぽでしたが、もしかしたら水虎様か水神が祀られていたのかも知れませんね。
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