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青森市浅虫坂本。場所は奥州街道(国道4号)を挟んで浅虫水族館の向かい。浅虫の龍神様と呼ばれています。
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小舘衷三氏の「水神竜神 十和田信仰」でも紹介されている神社ですが「頂上から少しかげの方に異様な巨石を御神体とするお堂があり、こんな高い所にと思う所に清水が湧いているのも竜神様らしい」と記しているにとどまり詳細は不明。元東奥館(東北本線工事の時に外国の技師等が宿泊する場。青森駅前の陸奥館も同様。)の平田の婆様がよく信仰していた場所だと言われています。平田の婆様もお亡くなりになり、東奥館も陸奥館もなくなりましたが、平田の婆様が篤く信仰した八大龍神様だけは残されたといいます。
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段数はありませんがめっちゃ急勾配な石段。
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上から転げ落ちたら…かなりやばいと思います。気をつけてね。
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八大龍王は所謂水神です。港町なので漁事繁栄祈願のために建立されたのでしょう。
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山頂まで登るのかと思いきや…
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途中から下り坂。
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少し下ったところに社殿。
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棟方志功はここでよく風景画を描いており、洋画家の松木満史、彫刻家の古藤正雄と共に訪れた際には、社殿の扉に絵を描いたそうですが、その扉はすぐに盗まれ、未だに行方はわかっていないそうです。
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社殿の裏は岩山になっています。
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そして社殿内に入るとその岩山が磐座として祀られているのがわかります。この岩に龍神が見えるのだとか。
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お詣りを済ませて海方面を眺めていると裏(海側)にも参道があるのに気付きました。
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そういえば浅虫キディランド(閉園)側からも鳥居が見えていました。っていうかむしろこちらが表参道なのかも。社殿前の鳥居が逆だったし。図書館で昔の写真を確認したところキディランドの駐車場方面(ヘルスセンター前)に出るようです。なお、遊園地側の鳥居には遊園地があった当時の看板が残されています。『参拝者の皆様に。扉の開け方。この扉はこちらからもあけられます。金具上部についている紐を上に引き、板状の部分を右にスライドさせると施錠が外れます。本日は当神社に御参りくださいましてありがとうございます。お帰りの際は扉を元の位置に戻して下さる様お願い致します。浅虫八大龍王神』。
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