イメージ 1
品川図書館(旧日向佐土原藩島津家抱屋敷跡)の裏手にある神社です。
イメージ 2
日向国佐土原藩の藩主島津淡路守は石高2万7千石の外様大名。佐土原藩の成立は豊臣秀吉が天正15年(1587)に島津氏15代にあたる島津貴久の子家久にこの地を与えたとき。
イメージ 3
この抱屋敷は元々島津家本家の鹿児島藩(薩摩藩)藩主島津家が所有していましたが、安永9年(1780)に分家である佐土原藩8代藩主島津淡路守久柄に譲渡されました。
イメージ 4
その後、屋敷は嘉永6年(1853)に佐土原藩から豊後国森藩藩主久留嶋家の家臣で医者の有冨玄説の所有となり、安政2年(1855)に南品川宿に売却しました。
イメージ 5
イメージ 6
かつての屋敷内で祀られていた神社となります。
イメージ 7
稼穡稲荷のイチョウは品川区指定天然記念物。
イメージ 8
『イチョウはイチョウ科に属する落葉の高木で、高さ30mにもなり、葉は扇形で秋に黄葉する。雌雄それぞれ別の木となる。本樹は雄樹で、幹の囲りは4.1m、高さは23mあり、推定の樹齢は500年から600年である。木の勢いも盛んで、姿も整っており、本区内のイチョウの中でも屈指の巨木である。本樹は、長い間稼穡稲荷神社の神木として保護されてきた古木で、遠くからの景観も大変美しい木である。』
イメージ 9
イメージ 10
イメージ 3
イメージ 2