
強巻村。岩木川の自然堤防沿いに立地し、洪水に悩まされた地域です。


元禄3年(1690)創立。

大行院の配下にあった見重院であり、かつては修験の持宮と伝える稲荷神社。


御祭神は倉稲魂命(保食神)。

縁起に「貞享3年津軽藩重役大道寺隼人、間宮求馬の両士、新墾巡親の折本村強巻氏神として建立」とあり、津軽郡村誌には「貞享4丁卯年奥瀬某勧請」とありますが、貞享の検地では見えず、元禄15年(1702)の大行院配下宮控帳による「元禄3年一戸五衛門草創」が正しいと考えられます。

明治6年、大巻村稲荷神社へ合祀するも同8年2月復社。同9年12月村社。大正4年7月12日神饌幣帛料供進指定神社。

神社入口付近にあった甲子大黒天の碑と百万遍。紀年銘はいずれも昭和4年。

道路を挟んで向かいにも鳥居がありました。

一つは二十三夜塔(紀年銘大正4年御即位記念)と水虎様(女神型)。


横の水路沿いにもう一つ祠。

庚申塔(紀年銘大正4年御即位記念)と石版の馬頭観世音。


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