
調べたところ、「車力中の西のスキー場の頂(55m)に天満宮が鎮座」があるとのことで行ってみました。草木に埋もれてわかりにくいのですが、石段もきちんとあります。

しかしながらまったく整備されておらず、通行不可能です。

社殿も荒れ気味です。

社殿内。御祭神は菅原道真公。例祭日は3月25日。

元々は五本松の近くの松林にありましたが車力中学校の統合が進み、グラウンドが大拡張となったために現在地へ移転。斉藤孫一先生の提案により、坂本勘助大工の手により村中で建立。斉藤孫一先生というのは学校の先生でしょうね。移転理由がグラウンドの拡張によるとしたら、五本松の松林というのはどこにあるのだろう(鬼神神社の鎮座地)。いずれにしましても菅原道真公を祀ったのは、恐らく地元の子供たちのためを想ってのことであり、この想いと共に神社も大切にしていかなくてはなりませんね。

頂上には神社の他に、稚拙極まりない落書きをされた配水場がありました。


パークマンサーよりアホです(古)

山を下りまして、こちらは車力中グラウンド付近にあった鳥居です。

一見すると女神型の水虎様に見えたのですが、亀にも乗っておらず、両手には何かを持っていることを考えると違いますね。

恐らく水神ではあると思います。紀年銘は昭和4年旧5月29日。

なお、この水神の北方には袴形池があります。

袴形池について菅江真澄が次のように語っています…『道の右方に大池がある。城柵のあとという小高いところもあった。むかし、正子どのという人がこの城にすんでおられたが、その後妻か、妾か、ともかくその千貫女が自分のつけていた袴を洗おうとした。この池はむかしは広かったので、洗濯しているうちにどうしたことか、袴が沖辺にながされ、それをとろうとした女も落ちこんで、むなしく沈んでしまったという。そこで袴潟ともいい、池のかたちが襠に似ているので、このように名づけたと伝えられている。』

こちらは袴形池から程近い場所にあった鳥居。

期待を胸に登っていくと…


庚申塔でございました。

続きまして車力町内にあった鳥居。

小高い丘になっています。



頂上には小屋がありました。

中には不動明王が祀られています。


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