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虹貝川沿いを早瀬野ダム方面へ向かいます。途中にたくさんの標識があるので道には迷わないと思います。ダムは左右どちらを迂回しても大丈夫です。
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道中にあった碑。栗林豊次郎造林紀念碑。
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こちらも道中にあった鳥居と祠。
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護摩木に奉修大日尊と書かれていました。
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入口の鳥居。ここに車を停めます。
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石の塔の位置は秋田県大館の県境。『津軽歴代記類』によりますと、重臣高坂蔵人が2代藩主津軽信枚と対立し、慶長17年(1612)6月20日に弘前城中で謀殺され、蔵人の家族及び家来は屋敷に籠って最後まで抵抗するも討たれ、高坂方についた二本柳三郎右衛門は早瀬野口から秋田領への脱出を図ったが討取られたとあります。虹貝川を遡って秋田領へと抜ける道は早期より間道の1つであり、早瀬野の脇道番所は碇ヶ関番所を助ける補助的な位置を占めていたそう。かねてより秋田への近道となっていた点については後述の菅江真澄も触れています。
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石灯籠と狛犬一対がお出迎え。
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橋を渡ってレッツゴー!
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途中に巨大なコンクリート片が。
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砂防ダムの一部のようです。あそこから転がってきたんだ…。
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途中の堰堤の辺りに杖が置いてあります。結果から言うと不要でしたが。
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ここから細い山道をジグザグに登って行きます。
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徒歩45分と書いていたので、ある程度覚悟して行ったのですが、息も切れることなくあっさりと石の塔まで辿り着きました。難所と言われたのは昔の話のようです。最初の鳥居までも、車ではなく徒歩だったならばかなりの難所ですけど。
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山道も整備されていて歩きやすいです。個人差はあると思いますが、ゆっくり歩いても30分はかからないと思います。でも熊には気をつけてね。
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眺望は良くないですね。
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大鰐町と秋田県大館市の境、夏越と呼ばれる峠(標高450m)の近くにあります。高さ24m・周囲74mの巨石。岩質は新第三紀中新世の凝灰岩。
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訪れた者は口を揃えて「想像を超える大きさ」と言うので、相当な大きさをイメージして来ましたが…なるほど…やはり想像を超える大きさでした。
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寛政8年(1796)、菅江真澄も訪れて以下のように綴っています。
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『左方に鳥居のある道から山路にはいった。右方の山路は秋田路に近いという。ところどころに鳥居があって、道に迷うことはないが、草木が高くおおいふさいで、あゆみにくかった。夏越という大杉のたくさん群れだつところから眺望すると、山々がそびえ、遠くひかりまぶという山が見える。むかし、そこで黄金を多く掘ったという。(中略)やがて、そのあたり近く鳥の声がかすかに聞こえ、長床石というところをのぼると、高い杉のむらだつ梢を越えて、大石の頂きが見えた。これを御石といい、うぶすなという。この石の高さは十丈ばかりもあろう、周囲も同じぐらいあるであろう。石のすがたは、掌をつとたてたようで、ふりあおぐと雲がわきおこるほど高くそびえている。秋田路からは、ここをさして二本杉の峠などといっている。石のもとにささやかな堂があって、薬師仏をまつっていた。』
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石の下には久須志神社が鎮座。眼病に霊験あらたかと言われます。御祭神は少彦名命、大己貴命、天照皇大神。旧村社。御神体はもちろん石の塔。元石之塔薬師宮で早瀬野村の鎮守。神社微細社司由緒調書上帳によりますと元和9年(1623)再建。貞享4年検地水帳によりますと善太夫抱えの石之塔薬師堂とあります。明治4年に末社号の久須志神社に改称。また、万延元年(1860)の『津軽道中譚』には次のようにあります。
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「早瀬野山中津軽秋田ノ御境峯頂ニ有、蔵館ヨリ三里半、弘前ヨリ六里ヨ。石形堂ノごとく、高サ八丈五尺、メクリ廿五丈七尺、前面中ころ凹ミて頂上にかぶさり、数十人雨露を凌べし。諸国類ヒなき巨石なり。前ニ小祠あり薬師如来を安置す。毎年四月八日遠近参詣多し」
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本殿です。
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本殿には薬師如来らしく、穴のあいた石が奉納されていました。
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江戸時代には天から降った神として信仰され、全国から行者が参拝に訪れたそう。古より薬師如来が降臨した石の塔薬師とも言われます。明治4年に久須志神社と改称。
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巨石の傍にはかつて杉の大木(25.6m)があり、この杉が伸びれば巨石も大きくなると言われたそうですが、平成3年(1991)の台風19号で倒木してしまいました。
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石の裏にも回ることができます。
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高さよりも周囲に驚きました。大きいです。
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木が石を支えているように見えます。
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津軽地方・大館市では昔から「石の塔見ねうぢ でっけごど しゃべらいねぞ」(略:石の塔を見ないうちは大きなことは言えないぞ)という言葉が伝えられています。大鰐町では毎年それにちなんで「万国ホラ吹き大会」(5分間いかに大ぼら吹くかを競う)が開催されています。参加者はまず石の塔への参詣登山を行いますが、その際に大法螺吹免許証が貰えるそうです。6月くらいに開催されているそうなので、どうせ行くなら「万国ホラ吹き大会」の日がいいと思います。人気イベントなだけあってとても楽しそうです。平成27年は記念すべき第20回大会。
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これで私も大きな口をたたけるようになりました。
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最初の鳥居の場所から奥に道が続いており、このような場所に出ます。
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車でも渡れそうな感じでしたが、横は1m程の滝のようになっていますので注意してください。
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ここを渡っていくと鳥居のちょっと先の登山道にすぐ合流します。車で向かうには厳しい道ですし、距離的にはさほど変わらないので鳥居の方から歩いて行くのが無難です。
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再訪記事:『石の塔(大鰐町)

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