平川市苗生松元東田。苗生松はナンバイマツと読みます。古くは「なばえまつ」と呼びました。新撰陸奥国誌には「常には生の字は清音に唱れどもここには濁音に呼ぶはヒコバイ又はネハイと云の類なり」とあります。※鳥居(昭和58年、日本海中部大地震により倒壊した鳥居を新造)
社号標には天照皇大神宮。
御祭神は天照大御神。例祭日7月16日。大光寺史によりますと、明治12年建立の棟札に戸長葛西弥四郎、総代葛西清兵衛とあります。南津軽郡是によりますと1600年代の寛永年中勧請。
かつての苗生松村。貞享4年検地水帳には吉祥院抱えの観音堂地1畝余があります。この観音堂が明治初年の神仏分離によって神明宮と改められました。※石灯籠一対(昭和7年、初老記念、相馬和吉)
拝殿内には「苗生松町会安全祈願」絵馬(平成21年1月吉日、町会長葛西昭範)、毘沙門天の奉納絵(雲峡作、今井武敏敬白、平成25年1月12日)、神功皇后や高砂、天照大神の奉納絵などがあります。
狛犬一対(皇太子殿下御渡欧記念、大正10年10月16日、発起人古川吉太郎ほか村中)
社殿の昇り龍と降り龍。昭和37年、南氷洋捕鯨出稼記念。海上安全祈願(小林久敏ほか)。
本殿と岩木山。
境内は公園も兼ねています。
皇紀2600年記念碑(高山文堂筆、裏面は日支事変参加者氏名18名)と庚申塔。
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