
中里集落の北端、麓の村を一望できる古館跡にあります。

山門。



本尊十界曼荼羅。もと弘前法立寺末。日蓮聖人の御真刻と伝えられる大黒福寿尊天があります。現本堂は大正10年(1921)に29世日導上人代に新築されたものです。

慶長3年(1598)もしくは慶長10年(1605)、弘前法立寺7世実成院日光上人が薄市村に一寺を建立、薄市山実成寺と名付け、延宝元年(1673)法立寺13世妙静院日禅(弘法寺4世)が現在地に移し、薄市山弘法寺と号したといいます。

菅江真澄が十三の湖の水面が木の間から眺められる観世音が祀られた山の頂上に上り、薄市の中里村の薄市山弘法寺はこの寺跡から移したのであろうと推測しています。


中泊町博物館の中里町史跡・文化財マップでは慶長10年(1605)法立寺7世実成院日光開山。

中里村の加藤家永代帳によれば貞享元年(1684)ともいわれます。


色々と説がありそうですがとりあず弘法寺のHPを見るのが一番ですね。

お寺っぽくないデザインのHPが何かいい感じ(笑)

鐘楼。


スズメバチの巣!(( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

本堂の裏山へと向かいます。

鳥居と池があります。

池に小さな船が浮かんでいました。

弘法寺七面様(七面大明神)。


再び上って…


狛犬。


大小2対あります。



正徳3年(1713)丹波治郎助が七面大天女を本尊とする七面宮を建立。眠りの神様、安産の神様、雨乞の神様として知られています。12世日盛上人代の寛保元年(1741)に本堂・庫裡が修理され七面堂再興。

七面堂は名前のとおり末法総鎮守の七面天女が祀られ、毎月19日の縁日には近隣の信者の参詣で賑わいを見せます。以前は中里町の無形文化財で、当山が発祥の地である盆踊り「なにもささ」が境内でよく踊られていたそう。

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