

津軽平野中央部の海抜5m前後の低地に立地。



元禄3年6月10日、村中安全の産土神として勧請。



狐様。


庚申塔。

こちらの祠には…

女神型の水虎様。

丁寧に祀られています。

そして水虎様の真裏…暗闇に見えたのは…

木製の鳥居の鬼コ!

ちなみにここの鬼コは加藤慶司氏の「津軽における鳥居の鬼コ」を含め、これまでの資料・文献等には未だ一切紹介されていない鬼コです。本邦初公開!!(笑)

損傷がかなり激しいのですが、鳥居を支えていたであろう鬼コ独特のスタイルは維持されています。

表情も僅かではありますが確認できます。

木製ということもあり、腐食が激しく、頭部を激しく裂傷。

鬼の角はもちろん残存せず、一般型赤鬼なのかは判断できず。

しかしながら胸には何やら模様が残っており、加藤慶司氏がいうところの神像型(山伏風)であった可能性もあり。

色ですが、一部赤みを帯びている感じもあり、かつては赤色だったと推測されます(もしくは鳥居の塗料かも)。

更にあの加藤慶司氏が見落としたともなると、それ以前より傷みが激しく、鳥居からは外されて社殿もしくは祠内にてずっと安置されてきたと推測できます。

さて、お尻ですがやはり木が腐食しており、残念ながらプリプリ感はございませんでした。

僅かですがフンドシであった感じはわかります。

両肩の下には穴らしきものが2つ確認され、鳥居の額束に取り付けていた痕跡かと思われます。


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