久須志は昭和47年から現在に至る町名で、久須志神社に由来する地名です。
元は古川や沖館などの一部で、延宝5年の創建以来、古川村の産土神として管理されてきました。神仏分離までは薬師を祀っていたそう。
御祭神は大名持命(国作の神)、少彦名命(医薬の神)。
境内には両御祭神の説明と由緒がありました。由緒の方だけ紹介します。
『久須志神社の草創は延宝5年(1677)で、以前は薬師堂といわれて、古川村民の産神として崇敬されておりました。
明治初年に神仏混淆廃止によって薬師堂は仏であるというので、久須志神社と改められました。昔境内には大きな木が繁った林でした。
伝説では、烏頭安方中納言(善知鳥神社の宗像三女神を勧請した人)が亡くなるとき「安方町から八、九町南西の方に葬るべし」との遺言によって、山の木林に葬られたとされている。そこには小さな祠があり一本木又は二本木ともいわれていました。俗に山の木林といわれたところが現在の境内です。
二本の老木があり、一本はイタヤの木で他は名の知れない木で、いま残っている神木はその一本です。山の木林は昔から青森市の名を示すように青々と繁茂して、入港する船の目標ともなっていたと伝いられております。』
「万延二辛酉年四月再建」とある薬師祖大神。
庚申塔。
稲荷宮。
土足厳禁です。
って、仮にきちんと靴を脱いでもあがれない気がする(笑)
龍神宮。
龍神池。
境内…ではなく、境内を出てすぐ隣にも稲荷宮があります。
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