津軽の鳥居の鬼コについてまとめてみました。
現時点で、過去の様々な文献・資料・HPを超え、津軽の鬼コ最多掲載数となっています。是非ご参考にしてください。※鳥居の鬼コの習俗の研究については、これまで加藤慶司氏の「津軽における鳥居の鬼コ」と福士壽一氏の「津軽の鳥居の鬼コの背景-とくに役行者(観音)と毘沙門天(鬼)との関連において-」だけです。

なお、リンク先以外にも再訪した際の記事等、同一神社でも複数に渡って記事を掲載しているものもございます。

「鬼」ではあるけど所謂「鳥居の鬼コ」の部類に入らないと思われる所は○で記しています(個人的見解ですが)。
57体(●=48体(41箇所)、○=8体、現存せず=1体)。
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弘前市
八幡宮(撫牛子1丁目3-1)
八幡宮(石川字寺山62)※新旧2体。旧1体は拝殿内安置。
神明宮(富栄字笹崎1-7)
月夜見神社(中崎字野脇70)
熊野宮(種市字熊谷6)
白山姫神社(鳥井野字宮本4)
日吉神社(三和字上池神53)
山風森(三和字下池神)
赤倉大権現(百沢字東岩木山1-39)※相馬堂奥之院(開祖相馬ヨシ、昭和30年頃建立、昭和48年再建)。岩木山を模った鬼面かも。
巖鬼山神社(十腰内字猿ケ沢78-17)社殿内に鬼面展示
鬼神社(鬼沢宇菖蒲沢151)鬼瓦
石上神社(楢木牧野)境内に安置
八幡宮(八幡平塚42)鳥居に鬼面
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平川市
三社神社(日沼高田89-1)
八幡宮(柏木町柳田124)
神宮寺(猿賀石林166-2)※鬼神(元三大師様(良源))。堂内安置。
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板柳町
稲荷神社(掛落林字宮本111)
八坂神社(夕顔関字長田34-2)
八幡宮(常海橋字駒田242-1)2体います。
八幡宮(五林平字細田90)
八幡宮(三千石字二潟60)現存せず。
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鶴田町
八幡宮(境字高田)頭部損傷
八幡宮(胡桃舘字池田20)拝殿内他、数体の鬼が存在。
闇おかみ神社(沖字岡田295)
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五所川原市
八幡宮(七ツ館字虫流95)
八幡宮(沖飯詰字帯刀49)
八幡宮(唐笠柳字皆瀬16)拝殿横に安置。
八幡宮(鶴ヶ岡字鎌田221)
熊野宮(種井字鐙潟7-1)
胸肩神社(藻川字村崎644)山伏風
高おかみ神社(長富字竹崎19)
闇おかみ神社(神山字鶉野34-1)3体います。
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(金木町)
金比羅宮(蒔田字桑元99)力士(山伏)風
不動宮(五所川原市金木町沢部)祠内安置
三柱神社(川倉字林下91)2体の内1体は力士(山伏)風
熊野宮(喜良市字千苅73)力士
丹生川上神社(喜良市千苅28)力士
立野神社(喜良市桔梗野40)山伏風
稲荷神社(嘉瀬字上端山崎112)力士(山伏)風
八幡宮(嘉瀬字萩元181)2体の内1体は境内祠内安置。
磯﨑神社(中柏木字鎧石151)
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つがる市他
鹿嶋神社(つがる市木造大畑字宮崎32-4)境内祠内安置。
稲荷神社(つがる市木造出野里吉野1)境内祠内安置。
天満宮(つがる市木造蓮花田字駒ケ宿38)
稲荷神社(柏下古川字絹川1)顔面損傷
二柱神社(稲垣町沼館字友開23)拝殿向拝下に安置。
熊野宮(中泊町豊島字豊本39)
神明宮(中泊町今泉)鬼神。祠内安置。
鹿嶋神社西目屋村村市鬼神。祠内安置。
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最近では鬼コが少しずつ有名になってきましたが、私が鬼コにはまり出した頃、鬼コに関する資料やデータはインターネット上も含めてほぼ皆無でした。唯一の資料が加藤慶司氏の「津軽における鳥居の鬼コ」。しかしながらその逆境が自ら鬼コを探す楽しさと、見つけた時の喜びへと繋がり、更にはいくつかの新たな鬼コの発見、神社巡りの楽しさにも繋がりました。結果として「津軽における鳥居の鬼コ」に掲載されている鬼コ数を超え、また、その分類方法や起源についても新たな疑問と発見が生まれることになりました。

是非皆さまにも、宝探しのような楽しさと感動を味わっていただきたいと思い、当ブログではあえて鬼コの所在地マップ的なものは掲載しないことにしました(完全削除いたしました)。何でもインターネットで調べればすぐにわかってしまうってつまらないじゃないですか。

いずれにしましても現在はグーグルマップのストリートビューのようにとても便利なものもあるので、そこまで苦労はしないと思いますが、どうしても場所がわからない方は気軽にお尋ねくださいね。

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